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大貴「そのことなんだけど」
学校に行き朝のホームルームが終わってから
私はさっきのことを侑李に聞こえないように話した。
うちの学校は一限まで20分も時間がある。
すると、大ちゃんは申し訳なさそうに喋り出す。
「え? ちょ、ちょっと! やめてよ?」
大ちゃんまで来ない、とか言ったら私。
眉をひそめる大ちゃんを手を両手でギュッと握った。
大貴「ふはっ、うっそだよーーん!」
「...?」
笑いを堪えきれなかったのか、吹き出すように笑った大ちゃん。
その行動に騙されたと理解した私。
「本当にやめてよ、、!」
心臓に悪いんだから。本当に。
安心して、ホッと息を吐いた。
大貴「じゃあ、Aが壊れるか壊れないかは俺次第ってことか…」
「壊れるって… やめてよ。 正直になるっていいなさい。」
大貴「言葉的には正直になった方が良いよね。」
「まあ、そうだけど。」
正直になったら悲惨なことになるなんてもう見えている。私は彼に嫌われる。
『そんな目で見てたの?』って見たくもないような目で見られるんだろう。
大貴「大丈夫だよ。Aがどんなになっても、俺が止めたる。」
「どんなになるって…、その前に止めてね?」
おっけー、と軽い言葉で返した彼を目を細めて睨んだ。
ずると、『わーったから!』って彼は言った。
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作者名:上野椎香 | 作成日時:2015年5月29日 7時