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角を曲がるとき、 圭人が私を見てくれた。
本当は彼女のことで頭が一杯な筈なのに、こんなときにまで私を気にしてくれるなんて。
「優しすぎだよ・・ 圭人くん。」
その言葉にすこし皮肉も混ぜた。
このままだと、いつか借金の肩代わりとかしちゃいそうだな。
まあ、圭人の周りにそんな悪いやついないか。
「 さーて。 私も帰るか 。」
クルッと反対側を向き、少しずつ歩き出す。
涼介「 1人で帰る気? 」
後ろから山田の声が聞こえた。
「あ、 まだいたの。山田。」
本当はいるのわかってた。
けど、いつもの調子でいじるように言った。
涼介「薮くん待たなくていいの? っていうか電話は?」
私の言葉を無視して、次々に質問してきた。
山田から私に話しかけるなんてあまりないから、少し新鮮に感じる。
「あー、 嘘だよ。 ああ言わないと圭人カナミさんの所行かないでしょ?」
涼介「うわ、お前圭人に嘘ついたんだ。」
こないだからお店の前にある街灯がつかなくなっているから、
すこし離れてる山田の表情がイマイチ見えない。
けど、『お前サイテー』てきなことを言ってるのは音色でわかった。
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上野椎香(プロフ) - らじっこ☆さん» ずっと前に作った作品なので、現実感なさすぎて失笑です、、(笑) (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
上野椎香(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!楽しみに待ってますね、、(^_^*) (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
上野椎香(プロフ) - せいなさん» わかりにくくて申し訳ないです!検討いたしますね、ありがとうございます!!! (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
らじっこ☆(プロフ) - 設定を見ただけで、ヒロインのハーレム感が半端ない笑。ひとりくらい現実世界に譲ってほしい(笑) (2018年8月29日 2時) (レス) id: 37b088b898 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 素敵なお話ですね♪最後のお話がとても楽しみです!最後まで読んだらもう一度感想書こうと思います!これからも頑張ってください!(*∀*) (2018年8月27日 16時) (レス) id: 68d0086a07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:上野椎香 | 作成日時:2015年5月12日 21時