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涼介「は …⁇ 別にいいだろ、俺がいなくたって。」
「ダメなの。私を家まで送り届けてよ。」
裕翔くんに、『こいつどんだけ我儘なんだよ』
って思われてるかも。いや、確実に。
涼介「 なんで、 」
「え・・、だって…だって、」
表情を変えない山田に核心を突かれて、モゴモゴと呟く。
だって、秘密なんだもん。
裕翔「あ。俺、友達の家寄ってかなきゃだから送ってあげられない。」
裕翔くんは『やっば、時間ねぇわ』というと、じゃあな。といなくなってしまった。
再び、2人だけになる。
涼介「 なに企んでんの。 」
疑うように言い、 山田は家の方向へ足を進めた。
送ってくれるんだ。よかった。
「企んでるって、言い方嫌だな。 別になにも企んでないから。」
まあ、私が山田に素直になることなんてそうないもんね。
疑われてもしょうがないか。
−−−
「あのピンクの家が私の住んでるとこ!」
私は何軒か先の家を指指して、山田に言う。
それから特に会話はしなかった。
すこし気まずくて鼻歌を歌い始めた瞬間に『音痴』とだけ言われて口を噤んだ。
涼介「知ってるよ。」
「え? なんで ?」
涼介「裕翔くんの隣だろ?右側は駐車場だし、そっちしかないだろ。」
それに付け足して『アホ』と。
だから、一言多いんだよ、あーーーほ。
なんて心の中でバッチし言い返してみた。せめてもの攻撃。
年齢的にも幼くて、知識も圧倒的に下な私。
だから言い返さない。
卑怯にも自分の中で終わらせる。
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上野椎香(プロフ) - らじっこ☆さん» ずっと前に作った作品なので、現実感なさすぎて失笑です、、(笑) (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
上野椎香(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!楽しみに待ってますね、、(^_^*) (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
上野椎香(プロフ) - せいなさん» わかりにくくて申し訳ないです!検討いたしますね、ありがとうございます!!! (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
らじっこ☆(プロフ) - 設定を見ただけで、ヒロインのハーレム感が半端ない笑。ひとりくらい現実世界に譲ってほしい(笑) (2018年8月29日 2時) (レス) id: 37b088b898 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 素敵なお話ですね♪最後のお話がとても楽しみです!最後まで読んだらもう一度感想書こうと思います!これからも頑張ってください!(*∀*) (2018年8月27日 16時) (レス) id: 68d0086a07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:上野椎香 | 作成日時:2015年5月12日 21時