新ポメグラ・ガール３

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「うまっ…」



さすがうん万円するチョコレートだこと。

…後輩にこんなのもらって、待て待て。

……私どんなお返しをしたらいいの？




慧「ほっ、」



手止まった隙に！と声が聞こえた時はもう遅かった。

横から出てきた手が一粒盗んだ。



慧「うっめ…！」

「伊野尾ちゃん勝手に食べないでよ。」

裕翔「なになに。えっこれめっちゃ高いチョコじゃん！」



Aちゃんリッチ〜っと、裕翔くんも一粒。



「あっ、侑李…」



この子には一番食べて欲しくなかった。

…だって味の違い絶対わからないもん、



侑李「自分で買ったの？」

「まさか。買えないよ〜」

裕翔「あ〜男？」

慧「えっ誰！？」



侑李感想言わないし…

裕翔くんの言葉に食いついたメンバーが私をじーっと見つめ、離さない。



「…共演者だもん。」

侑李「でも男だ。」

慧「だーれーだよー。」



チョコの箱を閉じて、高身長さんが私が届かない位置まで高く上げるから困る。



涼介「槇原くん、でしょ。恥ずかしがらないで言えばいいのに。」

「だって追い詰めてくるから。」



なんか言えなくなる空気になるでしょう？

いつもなら一番に飛びついてくる涼介がチョコに飛びつかないのは何故だろう。



侑李「あっなに。もしかして好きなの？」

「違うよ、もう。からかわないで。」

裕翔「え〜でも槇原くんAのこと好きって噂あるよ。」

「……」



なんも言えない。

だって告白されたし。

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