新ポメグラ・ガール３

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大貴「あ、そういえばAは？鍵とか貰ったりしてんの？いやー、槇原くんはあげてそう。」

「んー、返したよ。こないだ別れたから。」

大貴「……は？……えっなにそれ聞いてない。」

裕翔「ちょっとA、話してなかったの？」

「だって別れた報告する必要ないじゃん。」



ていうかなんで裕翔は知ってるの？

……あ、前クールで共演してたわ。…それか。




侑李「ちょっとなんで別れたの。」

「うわっ、びっくりした！…目の前立たないでよ。」



今大ちゃんどういう顔してるんだろうな、と仰向きのまま目を開けると

侑李が私の顔を覗き込んでいて、「知りたいです」という文字が浮き出てきそうな表情をしてる。



ー はいっ、Aちゃん終わり。おとめくん呼んでくるね。


「ありがとうございます。」



あっという間にマッサージが終わり立ち上がると、

ちょっとちょっと、と大貴に腕を引っ張られた。


…地獄だ。



大貴「あんなに仲良かったじゃん。」

「まあ、そうだけど。」

裕翔「しかも槇原くんはベタ惚れだったし。」

「……ふったのはあっちだよ。」



そういうと、三人は大きな声を出して

驚いたって反応を私に見せた。



「…仲良かったんだけど、ほら、去年出てたドラマで人気になったじゃん」

裕翔「あー、あれは反響やばかったね。確かにあれから寝る時間ないくらい忙しくなってた気がする。」

「私もその時期主演が重なって、サポートとか出来なくて。会えなかったし。」

侑李「でもそれで別れるってなるの？」



私もそう思ってなかったけど、

…でも実際別れたし。

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