キンプリ家の末っ子はヤンキー2

『拗ねる末っ子』 ページ8

S:紫耀


海「んん、いやっ…むり。」



「無理じゃないの。海人、本当に熱上がって
体にすごい負担かかっちゃうよ？」



海「…できないから…できないの。
痛いの嫌だし、恥ずかしいし…怖い」




「痛いのないよ？海人が怖いなって感じるのもないよ
大きめのバスタオル腰にかけようか。な？」




海「(ふるふる)こわい…」



やっぱり繊細で、ビビリなんだよな…



「10秒我慢したらおしまいにするから。」




海「(ふるふる)こわ、いの…」



熱のせいで目がうるうるしてて、
泣きそうになってるようにしか見えない。



「かいが怖いって思うのないよ。」



海「あるっ、…で、きない…」



「かいにお願いしたいのは、体の力抜くことだけ。
できそうじゃない？？」


海「んん…泣」


あ…ついに泣き出しちゃったよ…



「ごめんなー？」


腰に大きめのバスタオルをかけて、
座薬を挿入する…



海「っ、うっ、いやっ…いたいっ！」



「痛くない痛くない。力抜いてごらん？」



海「できない、痛い！！！！」


「かーい、落ち着いて。痛くないから。」



海「いたいもん…泣」



「一緒に深呼吸しよう？」



海「ん…すぅー…ゲホ…はぁ…んっ、すぅ…」



「うん、上手。いい子だね〜。そのまま〜」


力抜けてきたところでそのまま入れた。



「ごめんね〜」


海人は嫌がって腰を引いて
薬から逃げちゃう…



「腰逃げたくなるよなー。でも逃げないでー？
そのままねー。」


反対側のお腹のあたりに手を回して
抑えると海人は嫌がって手をペチペチ叩いてくる。



海「んんっ！！んぅー…もうやだっ…」



「もう入ったから力入れないで〜？？」



海「ゲホ…きも、ちわる、い…いやっ…」



「ん、大丈夫そうだな。おわり。」



手を離しても薬が戻ってこないことを
確認してズボンを上げた。



海「…んっ、…んっ、く、…泣」



「嫌だったね〜。」


慰めようと頭撫でようとしたら手を払われた。笑

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