キンプリ家の末っ子はヤンキー2

『耳鼻科医』 ページ6

S:紫耀



「お願いします。」



耳鼻科医「はーい。じゃ、診るね〜。」



先生が言ったことを俺がメモで伝えていく。



勇「っ！っ、…」



【大丈夫。痛くないよー】



勇「っ、……泣」




音がないって怖いよな。



ポロポロ泣いて怖がって…



…
…
…



診察が終わってもシクシク泣き続けてる勇太に
海人が背中をトントンしてあやす。笑



俺らにも反抗心しまってくれたら
嬉しいんだけどな、海人くんは。笑



耳鼻科医「耳自体の炎症もないし、
特に問題はないのでやっぱり精神的なものですね
声の方も同じですね。
一応、強めの薬出しておきますので
飲ませてあげてください。」



先生から薬を受け取り、
お礼をした。



勇【よくなる？聞こえるようになる？】




【大丈夫だよ。お薬ももらったからな。】



精神的なものが理由なら
今は安心させるほうが良い。



で、もう一つの問題は海人。



熱もあるのに、勇太のためにバタバタ動き回るから
熱が下がりやしない。



しかも、反抗もすごいしてくるから
薬も診察もさせてくれない。



いつもよりひどい。



多分、いつも自分が大変な時、
勇太が色々見てくれたりしてたから、
今度は勇太が今大変な時だから
自分が恩返ししたいって気持ちがあるんだと思う。



でも、顔は赤いし食欲も下がってるし、
このまま、てんかん発作起こしたら、
体がもつかわからない。



「海人、勇太のことは任せてやすんで？
熱も上がってるだろ？」



海「うっさい。いいじゃんべつに。」



「よくない。」



海「いんだよ。俺はこの熱慣れてるし」



勇【一緒にゆっくりしよ？
俺らには紫耀にぃついてるから。笑】



海「うん！ゆっくりしよう」



さすが勇太。



今の会話聞こえてないはずなのに…笑



そして、海人も相変わらずの勇太信者。笑


………………
お休みだからめっちゃあげてる気がする。笑


今日は多分後2話くらい。笑

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