キンプリ家の末っ子はヤンキー2

『弱気』 ページ15

S:紫耀


いつもかなり尖って強気なのに、
今日はかなり弱々しい。



痛みが過去を呼び起こしてるのか…




「ごめん、青木先生一応呼んできてもらえる？(コソッ)」



優「おけ」



ちょっとフラッシュバックしてたこととかも含めて、
色々不安だから。



…
…
…


青木「もし、パニックになりそうだったり、
フラッシュバックしそうだったりしたら
迷わず薬使おう？もうすでに一度起こしてるし、
熱もかなり高いんだよね？」




「はい。」




海「っ、痛い…」



「痛いねぇ…どこ痛い？？」



海「紫耀にぃがやるのちがうのいや」




「ごめんな？先生にどこが痛いってちゃんと言える？」




海「あおきせんせぇ…？」



「あ、青木先生は海人のそばにいてくれるよ」




海「あおきせんせぇがやるのしない？」



「うん、青木先生はちがうよ。」




海「じゃあ…だぁれ？しらないせんせぇ…？」
　
　


「そう…かな。」




海「しらないひとはいやだよ？」




「優しい先生だから大丈夫。」



ガラッ…



先生「ごめんねぇ？おまたせー。」



海「待ってない、こわいからやだ」



ちょっと幼くなってる。



先生「痛いのは腕かな？」



海「いやっ！やだ…さわらないで。」



優にぃが海人の頭を撫でて、
落ち着かせる。



先生「ちょっとレントゲン撮ってみよ」



やっぱりそうだよな。




ベッドでガラガラって運んでレントゲン室へ



海「っ、ここはいるの？閉めないで」



レントゲン室の扉を開けててって、
要求するも、閉めないとできないし。




で、俺らも入れない。



海「っ、ぎゃー！！泣」



先生「大丈夫だよ。痛いことないからね〜」



青木「鎮静剤使おうか。」

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