『アクシデント』 ページ48
S:海人
紫耀にぃが忙しそうだから、
頑張ってイヤイヤしないで頑張ろう
って思ってたけど…
痛すぎて無理…
今すぐ治療を辞めたい。
両手も拘束されて…
こんなに痛いならやめたい…
次もっと痛くなる…
布団の中で悔しくて痛くて
どうしていいかわかんなくて
泣いて呼吸が苦しくなってきた。
でも、泣いてるのバレたくなくて、
息を必死に殺す。
「っ、…っ、…泣」
優太「海人ー？」
「っ、……っ、…泣」
優太「かいー？顔ちょっと見せて〜」
「…っ、…」
拘束されてる手で、
布団をぎゅっと抑えた。
優太「だーめ、出ておいで。くるしくなるよ」
もう苦しいし！！
優にぃが無理やり布団を取ってこようとしてくる。
「っ、や、…めろ、…やめっろ…泣」
優太「やめろじゃなくて、出てきて？」
優にぃって意外と厳しいの…
あんなにヘラヘラしてふわふわしてるのに…
言い方は優しいほうだけど(紫耀にぃとくらべて)
こういう時厳しい…
「だめっ、やめて…やーめっ、…泣」
ガラガラ…
っ！！紫耀にぃ！？
廉「つかれた〜」
廉にぃ…
優太「あれ！休憩中？」
廉「うん、今日はもう上がった。」
隣の病棟で働いてる廉にぃが
仕事終わりにお見舞いに来たらしい。
でも、廉にぃにはもっと恥ずかしくて
見られたくない。
処置されてるのも泣いてる顔も。
廉「どうしたの？」
優太「布団の中に顔入れてるから
呼吸苦しくなるからさ。
出てきて欲しいんだけど、
なかなか聞いてくれなくて。」
廉「布団取り上げればいいじゃん」
「っ！！ばか！廉にぃのばか！！
お見舞いなんかくんな！さっさと帰れ！！泣」
優太「こら、なんでそんなこと言うの。
もう…本当は嬉しいくせに」
「嬉しくなんかねーよ！！かえれ！！泣」
廉「まじお前可愛くねー。
お前がわがまま言うからだろうが。」
廉にぃがガシッと布団を掴んで
取り上げようとした時
ちょうど処置されてるところに
ガンッと手があった。
「ぎゃぁぁぁ！！っ！！おえっ…っ、げほ…泣」
あまりの痛みに吐き気が…
そのまま布団の中で嘔吐しちゃった…
「ぎゃー！いたいっ、んっ、…ぉゔぉぇ…」
優太「ちょっとまって、処置のところに当たった？」
「ぴぎゃぁぁぁぁ！！！大泣」
意識がモワモワする…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椎茸Second(プロフ) - aiueokaさん» すみません！コメント来てることに気が付きませんでした…リクエストありがとうございます！！今あるリクエストがなくなり次第、書かせていただきます！！これからも読んでくださると嬉しいです！！ (2月6日 20時) (
レス) id: a963a52a12 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸Second(プロフ) - ミルクんさん» すみません！！コメント来ることに気が付きませんでした……リクエストありがとうございます！！書かせただきます！今あるストックがなくなったら書かせていただくのでもうしばらくお待ちください！！ (2月6日 20時) (レス) id: a963a52a12 (このIDを非表示/違反報告)
aiueoka(プロフ) - いつも楽しませてもらってます！リク失礼します！排便感覚がなくて定期的に綿棒浣腸をすることになるお話をお願いします!廉にぃ以外にやってもらうけど上手くできず、交代してお腹も押されてそのまま出すことになり不快感と恥ずかしさで泣いてしまう感じがいいです！ (2月3日 10時) (レス) id: 5e2334e950 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクん(プロフ) - お久しぶりです！リク失礼します！兄達が居る部屋を通りかかった時ほんとは全然関係ないことなのにめんどくさい､ダルいなど話の1部聞こえて自分の事だと思い込んでしまう｡我慢するけど優しすぎた紫耀にぃに言って解決する感じお願いします！紫耀にぃに甘える感じも!! (2月1日 23時) (レス) id: 8f29ed924f (このIDを非表示/違反報告)
椎茸Second(プロフ) - 名無し18750号さん» 大丈夫です！今ストックがあるのでその後になってしまいますが。リクエストお待ちしております！ (2月1日 12時) (レス) id: a963a52a12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椎茸Second | 作成日時：2024年1月20日 0時
