今日も兄弟は奮闘中

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S:優太



「やっぱりか…」



勇太も体調を崩し始めて、
検査したらインフルだった。



一応そうなると思って
パンそんなに作ってないから
すぐにでも閉められる。




「ごめん、お待たせ。
仕事がんばってね」



紫耀「うん、お願いします。
じゃあ行ってきます！」



勇太と海人のところにいくと
布団が綺麗に2個並べられてて
紫耀が時間ないなかここまでやって
くれてることにちょっとにぃちゃん感動。



「お昼食べた？」



勇太「…かん、ない…」



海人「あれ…優にぃ…」



「大丈夫？」



海人「…うん…ごめんね。しごと…」



「全然大丈夫だよ。
むしろ疲れちゃってたから
休みたかったくらい。」




海人「ふふ…笑」



海人は申し訳なさそうにしてるけど
素直に甘えてきた。



勇太はというと…



これは完全に拗ねてるね。


「どうした？勇太」



勇太「…つに…」



そんな不貞腐れて『別に』って言われてもね。笑



「そっか。体だるくない？大丈夫？」


勇太「…ん」



「お昼は？」



勇太「…」



「おうどんつくろうかな。」



海人「うどん☆」



海人はやっぱりいつもよりは
元気そうなん感じするけど。



海人「おれもいっしょにつくりたい」



「海人はゆっくりしてて？
今日は俺が作るからさ、
また今度一緒に作ろうね」



海人「…わかった…ごめんね」



二人とも体の弱さを
すごくすごく気にして
気を遣って心配させないようにって
迷惑かけないようにって
思ってるかもしれないけど。




そんなこと考えてほしくないんだよね。



でも難しいのもわかってる。



「ごめんねはいらないよ。」




海人「うん、…ありがと…」



「ふふ。よし。じゃあ待ってて
……ん？」




勇太「…ありがと…」



うどん作りに行こうとして
立ったら、裾を掴まれて上目遣いで言われた。



可愛い…



…
…





「ちょっとでいいから食べよう？」



勇太「うん、いただきます」



勇太は体だるそうだな…


海人「ゆうにぃのごはんいつみてもおいしそう！」



海人は機嫌が良すぎて、
逆に不安になる…

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