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S:紫耀
「体温測るだけ。」
海人「いやだ…そんなもの持ってくんな…」
「熱測るだけだから。」
海人は持ってきたドクターバッグを指して
『聴診器』の確認をしてきた。
「聴診器？あるよ。」
海人「旅行にそんなの持ってくんなよ！」
「でもいつ誰がどこで体調崩すか
わかんないだろ？」
海人「……わかんない」
「うん。だから持ってきて
おいた方が安心だろ。」
海人はそれでも検温も聴診も嫌がる。
それだけじゃなくて
どんどん興奮してきちゃって。
海人「いいの、なんもない！！」
「なんもないなら熱測って」
海人「やだ！なんもないのに測る意味なんかない。
まだやることたくさんあるの！！」
できることならこういう日ぐらい
泣かせたくない。
「わかった。海人、落ち着いて話そう。
まず熱測っても病院には行かないし、
プレゼント交換もやめないし、
ケーキもちゃんと食べるよ。
でも、今どのくらいの熱なのかだけ
知りたいだけなの。な？」
海人「…痛いのもしない？」
「うん、しない」
海人「わかった…いいよ…」
やっと落ち着いた。
「37.9か…」
海人「どこも行かないから。」
「そんなツンケンすんな。
大丈夫だから。」
熱以外は特に問題なさそう。
「解熱剤だけでも飲む？」
海人「いいの？」
いつもは原因がわからないときは
無闇に熱を下げさせたりしないから
びっくりされた。
今日くらいはいいかなって。
そのせいで海人を苦しめるとは知らず。
海人「楽になってきた。ありがと…」
廉「良かった。」
そのあとはプレゼント交換して
部屋にケーキも届いた。
「海人、ごめんだけど
今日はこれだけにしような。
残りはまた明日食べよう？」
海人の体調的に
あんまり糖分をたくさん摂らせるわけには
行かないんだよね。
入院生活続いてたせいで
栄養管理は徹底されてたから
いきなり糖分取ると体がびっくりするから。
海人「だめ…今日…」
「んーん、体びっくりしちゃうからさ。」
海人「やだやだ。今日食べる…」
廉「俺も明日に半分残すから
明日一緒に残り食べよう？」
海人「……えー…むぅ…わかった…」
廉「ありがとね。笑」
後で廉にはお礼言わないとな。
「俺も明日に残しておく。」
結局みんな半分残して明日のために取っておいた。
海人「ごめんね、ありがとう…」
謝らなきゃ行けないのは俺の方だよ
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紗穂(プロフ) - 面白くてすぐに全部読んでしまいました。他の作品も読みたいのですがパスワードがかかっており読めず残念です。その為パスワードを教えて頂きたいです。コメント方法がわからず、こちらで書かせて頂きました。すみませんがよろしくお願いします。 (4月1日 18時) (
レス) id: 887b67b8d0 (このIDを非表示/違反報告)
しょー！(プロフ) - 来年も沢山読ませて頂きたいと思います！！よろしくお願いします💕 (12月31日 18時) (レス) @page50 id: aad0716208 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 2023年、椎茸さんの小説みれて最高でした😭😭来年もがんばって下さい！良いお年を！！ (12月31日 15時) (レス) @page50 id: 4e262ef0f6 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸(プロフ) - 前世猫さん» 🤭🤭🤭いつもありがとうございます！！コメント見るとモチベ上がります🥰今年も後少しですね（1年早いな〜）これからも読んでくださると嬉しいです♪♪ (12月30日 12時) (レス) id: a963a52a12 (このIDを非表示/違反報告)
前世猫(プロフ) - わわ！！椎茸さんの小説待ってました߹-߹♡今年もあと少しですが、沢山見続けます！！ (12月27日 0時) (レス) @page46 id: 45997e0687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎茸
| 作成日時：2023年11月26日 0時
