:3 ページ36
S:優太
「いいの？このままで。
病院行くの？」
勇太「…」
「ん？」
勇太「…」
「黙ってて解決するの？」
勇太「…」
「じゃあそのまま黙ってたら？」
俺は洗い物をしにキッチンに行った。
勇太にとっては体調悪いのを認めるのって
なかなか難しいのかもな。
迷惑なんて思わないのに。
海人「優にぃ、勇くんが！！」
「っ…今行く」
あの時離れたらダメだったよな。
「ごめん。そばにいるべきだったね。」
勇太「っ、ゲホゲホ……ｯ､ﾋｭｯ…泣」
「苦しいね。紫耀呼んできて。」
紫耀「大丈夫、廉に呼ばれた。」
勇太「っ、ゲホゲホッゲホゲホ…」
紫耀「吸入器あてるよ。」
勇太「っ！(ふるふる)っ、…ｯ､ﾋｭｯ…」
紫耀「ごめん、顔抑えて。」
紫耀が勇太の体を足で抑えて
俺が頭を抑えた。
勇太「っ！んっ……ｯ､ﾋｭｯ…ゲホゲホ…」
「嫌だよね〜。がんばれ」
紫耀「ゆっくり呼吸して。」
勇太「っ！んっ、…ぃゃっ…ゲホ…」
紫耀「嫌じゃないの。
できないなら病院連れてくよ。」
勇太「っ！んんっ、ゲホゲホ…」
落ち着かせる方を優先したいけど、
たぶん落ち着かせる時間さえも苦しいだろうから。
…
…
勇太「…っ、…泣」
無理矢理やられたのが
気に食わなかったみたいで。
勇太「…めてっ…った…泣」
紫耀「でも楽になったろ？
別に体調崩したのは勇太のせいじゃないんだし
気にすんなよ。迷惑とか思わねーよ？」
勇太「…んっ、…の…に…泣」
「ん？」
勇太「…やめて…って…ったのに…泣」
ああ、処置の話？笑
「やだったのか。ごめんね。」
紫耀「でもどう？呼吸は楽になった？」
勇太「……………ん」
相変わらずこういう時素直じゃないね。笑
「ならよかった。」
勇太「んぅ…」
「ん？どうした？」
勇太が俺の胸に顔を埋めて
抱きついてきた。
「不安だった？」
勇太「…ん」
「大丈夫だよ。笑
そろそろ寝るか…」
双子も安心したのか
床でそのまま寝ちゃってる。
「和室でみんなで寝る？」
勇太「(こくんこくん)」
意外と乗り気で可愛い。笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 264人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗穂(プロフ) - 面白くてすぐに全部読んでしまいました。他の作品も読みたいのですがパスワードがかかっており読めず残念です。その為パスワードを教えて頂きたいです。コメント方法がわからず、こちらで書かせて頂きました。すみませんがよろしくお願いします。 (4月1日 18時) (
レス) id: 887b67b8d0 (このIDを非表示/違反報告)
しょー！(プロフ) - 来年も沢山読ませて頂きたいと思います！！よろしくお願いします💕 (12月31日 18時) (レス) @page50 id: aad0716208 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 2023年、椎茸さんの小説みれて最高でした😭😭来年もがんばって下さい！良いお年を！！ (12月31日 15時) (レス) @page50 id: 4e262ef0f6 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸(プロフ) - 前世猫さん» 🤭🤭🤭いつもありがとうございます！！コメント見るとモチベ上がります🥰今年も後少しですね（1年早いな〜）これからも読んでくださると嬉しいです♪♪ (12月30日 12時) (レス) id: a963a52a12 (このIDを非表示/違反報告)
前世猫(プロフ) - わわ！！椎茸さんの小説待ってました߹-߹♡今年もあと少しですが、沢山見続けます！！ (12月27日 0時) (レス) @page46 id: 45997e0687 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椎茸
| 作成日時：2023年11月26日 0時
