今日も兄弟は奮闘中

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S:勇太



「優にぃお店出るでしょ？
俺今日落ち着いてるから、
海人のこと見てるね」



海人「んふふ！やった☆
じゃあ、ゲームしよ！」



優にぃがいう通り、
海人の機嫌そんなに悪くないし、
熱はあるらしいけど割と元気そう。



検査結果は『陽性』



優太「今日お店休むよ。」



海人「…なんで？俺別に平気」



優太「今日は家事忙しいし」



海人「嘘つき…俺のせいでしょどうせ。」



優太「違うよ。」



海人「じゃあお店行って！」



俺も海人もそうだけど、
自分の体調のせいで
周りが我慢しなきゃいけなかったり、
迷惑かけちゃうのがすごい嫌なんだよね。



にぃたちは気を遣って、
他の理由つけて言ってくれるけど
そんなんわかるし。




あんまり心配されるのも好きじゃない…



けど、紫耀にぃにそれを
言っても無駄だって気がついた。笑



体に関してはほんと厳しいんだよね。




「俺が見てるからいいよ」



海人「ほらね！優にぃはお店出て。」



優太「…わかったよ。
その代わりなんかあったら絶対連絡して。」



海人「いえい☆」



優太「こら、いえいじゃない。
わかった？約束だよ？」



海人「はぁーい」



優太「あと、勇太もマスク絶対だよ。いい？」



「わかってるよ。」



…
…



海人「勇くん、どのゲームする？」



「ゲームするの？寝なくて平気？」



海人「……平気だもん」



「ごめんごめん。ゲームしよっか」



海人の気持ちが痛いほどわかるから、
海人の意見に乗っちゃうんだよね。



2時間くらいたった時…



海人「…ねむい…」




「ちょっと寝よう。
俺も眠くなってきた…」



体と瞼が重くなってきて
眠りについた。




トントン…



「んー…」



紫耀「勇太？」




「ん、しょう、にぃ…？」



紫耀「大丈夫？体そのままでいいよ」



「ん？」



紫耀「熱あるよ。自覚ない？」



「…ん？ねつ…？」



紫耀「マスクは？」



やべ…




「ねむい…」



紫耀「誤魔化さない。
優にぃにマスクって言われなかった？」



「…ねむい…」



紫耀「眠くないでしょ。」



バレてる…



「熱ないよ」



紫耀「じゃあ測ってみな」



ちょっとイラッとしてるじゃん…


体のことになるとなんでこんな厳しいの？

　
お医者さんってみんなこうなの？

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