今日も兄弟は奮闘中

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S:紫耀



「インフルの検査させて」



海人「なんで？嫌だよ。
本当に熱だけじゃん…しかも微熱。
紫耀にぃ大袈裟！」



「今の時期インフルだろ？」



痛いの嫌いなのわかってるんだけどさ。



海人は病院に行く方が嫌なはずなんだよ。



「すぐ終わらせるから。な？」




海人「痛いの嫌なんだけど…」



「知ってる。
優にぃ、ちょっと手伝って欲しい」



優太「うん、頭抑えてればいい？」



「うん、お願いします」



海人「…抑えるって言い方嫌…」



「はいはい、支えるね。」



…
…



S:海人



ペリペリって長いあの嫌な綿棒を
袋から出して紫耀にぃに顎をグイってされて
優にぃにも頭グッてされた。




「っ！」



紫耀「こら、動くな。危ないでしょ」



「だって！その綿棒怖いんだもん！」



紫耀「そんなこと言われても困る。笑」



怖くて頭振ったら怒られた…




優太「すぐだって〜、頑張れるでしょ〜？」



ふわふわ言われても怖いものは怖いのに…


もう高校2年生なのに、
痛いの嫌いなの恥ずかしい…



「っ！ケホケホ…っ、…んぅー！いたいー」



紫耀「ごめんね、もうちょい。」




「んっ、…いたいー！」



紫耀「はい、終わりね。」



「…痛い…ぜんぜんすぐくない…」




紫耀にぃすぐって言ったのに！！



鼻の奥ジンジンする



S:優太



あんまり体調悪いっていう自覚がないから
そんなに抵抗もしてこないし、
機嫌も良くて検査も珍しくすんなり終わった。




「勇太まだ起きてこないね。
ちょっと起こしてくるわ。」



いつもなら起きてる時間なんだけど、
これは寝坊か、体調不良か。




コンコン…



「勇太〜？？」



勇太「んぅー…っ！！ごめん、おはよう。」



寝坊でした！笑



特に体調悪そうじゃなくて安心した。



「海人がもしかしたらインフルなんだよね。
一応マスクして気をつけてね。」


勇太「海人、大丈夫なの？」



「機嫌はいいからそんなに体調悪くはなさそう。」




勇太「わかりやすいね、海人。笑」



体調悪い時は、機嫌も悪いし
体調そこまで悪くない時は、
機嫌もそこまで悪くない。



結構わかりやすくて助かる。笑

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