どストライク

15話 ページ16

＿＿＿


パチ。



ゆっくり目を覚ます。




どのぐらい寝てた…？というかお腹まだ痛いし。なんだあの薬効かないのか？



なんて思いながら寝返りを打って上を見上げ…





JK「……あ、起きた」





「………………………は？」




は？




いや、落ち着け？落ち着けA。



そんな訳ない。ジョングク君の声がしたけどこれは多分オッパだ。



そして多分今視界に入ってる美しいお顔もオッパだ。だってここに居るわけないし。




「…わー、すごい。幻覚まで見える」




JK「いや幻覚じゃないけど」





「幻聴も聞こえる」





JK「幻聴じゃない」





………………。






「なんでえええええええええ！？！？！」





JK「うるっさ…」





慌てて記憶を馳せる。私は今日生理で朝から寝込んでたはず。そして今、目覚めてジョングク君が居る。



……いや、全く分からない。





「どどどどどどどどうしてここに居るの？」




JK「テヒョニヒョンが、Aが体調悪いみたいだから家行って様子見てくれーって」




「……………………」






無理。





誰かオッパを殺してください。





風邪なら分かるよ？ねぇ。風邪なら。風邪ひいて、お見舞いに行ってとかならわかるよ？



え？私生理だよ？オッパに生理だって言ったよね？普通生理中の妹の好きな男を見舞いに行かせるか？





JK「………熱は無いみたいだけど。なんか悪いものでも食べたわけ？」






「…………………」







今めっちゃ死にたい。

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