どストライク

40話 ページ42

＿＿＿＿




クリスマスも終え、無事年も越し。





冬休み真っ只中な私は、おうちでぼけーっと暇を持て余していた。






ジョングク君には当然会えず、でもこの前クリスマスで思いっきり充電してたから何とか持ちこたえてる。






ゴロンゴロンと出荷前のじゃがいものように部屋を転がり回っていると、「Aー！！」とノック無しにドアが開いた。






相変わらずデリカシーというものを知らない。






TH「A、俺ダンス行ってくる！」




「おー、もうあるの？行ってらっしゃい！」






冬休みなのに、熱心だ事。





なんて感心しながら手をヒラヒラと降ると、はぁと溜息をつかれた。






……何故。






TH「……俺ダンス行ってくるけど！？」





「いや、何よ。行ってらっしゃい」





もう一回、何かを伝えるように私にそう言ったオッパに首を傾げる。





何が言いたいんだ？






TH「Aも来ればって言う意味だったんだけど！」






「…………え？」






へ？






TH「ダンス練習って事はジョングク居るよ？いいの？会えてないんでしょ」





「…………え？オッパ神なのか？」






…………その手があったか！







なんかオッパがめちゃくちゃ神々しく見えて来た。
後ろに金色の太陽見えちゃう。






でも待って。今私ノーメイクにノーセットにエビフライ柄のパジャマ姿なんですけど。





「秒で支度するから待ってて！！！」






今度オッパにライオンのぬいぐるみ買ってあげよう。

41話→←作者から

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す