2.【プロローグ】 ページ2
大隊長会議。
それを抜け出してきたのは、2人の男
「チッ、やっぱり来なけりゃよかったんじゃねぇか」
第7特殊消防隊大隊長、新門紅丸
「そんなこと言わずに……
もしかしたらの可能性もありますんでね」
同じく中隊長、相模屋紺炉
まぁ、この二人が抜け出すのにも無理はない
彼らは【原国主義者】
嫌いな皇国からは、すぐに出たいだろう
「キャアアアアア！」
「ほっ、焔ビトだあああ！！」
突然、火柱が上がる
「……ほら、言わんこっちゃねぇ」
「紅……」
二人とも鎮魂しようと思ったが、ここは皇国
彼らの住む浅草ではないので、原国式の弔いはできるだけ避けたい
「チッ、」
「確か、ここの管轄は………第8？」
ｽﾞﾄﾞｰﾝ
急にほうきが目の前に落ちてきた
『うわぁ、すみません！
まさか人がいるとは………！』
ｽﾄﾝ
目の前に着地したのは、一人の少女
【8】と書かれた服を来ているので、恐らく第8の隊員だろう
『すみません！謝ることは後にさせていただきます！
「コイツ、一人か？
無謀じゃねぇのか…？」
確かに、周りには誰もいない
一人で鎮魂するのだろう
『炎ハ魂ノ息吹
黒煙ハ魂ノ解放
灰ハ灰トシテ
其の魂ヨ……
炎炎ノ炎ニ帰セ』
ｽﾞﾄﾞﾝ
『よく頑張ったね、お疲れ様
ラートム』
焔ビトの灰が舞う中、
佇む少女を
見つめる男が1人………
『あ、申し遅れました！
私、白木左良と言います！』
物語のはじまり、はじまり。
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シグ - 琥珀さん» こちらこそ、はじめまして！ありがとうございます、頑張ります！ (2021年3月2日 0時) (
レス) id: b759b643e6 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 時雨さん初めまして、更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援してます。 (2020年11月3日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨*Shigure* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Shigure12
作成日時：2020年10月7日 23時
