6年経営した本丸、乗っ取られました。2【刀剣乱舞】

守り刀 ページ18

No side





スパーンッ！




みなが一件落着とほっと胸を撫で下ろしているときに、入り口の襖が勢いよく開いた




「A大丈夫！？」




入り口から勢いよく入ってきた鼎は入り口のすぐそばで寝転がっている審神者を抱き、大丈夫かと呼びかける




物吉「主さん、もう少し静かに入ってきてください。


そ、れ、と、

妹さんは寝ているだけだと思いますよ」



霊力をかなり使ったせいでスタミナ切れしているだけですよ。最後にそっと理由を付け加えるとAを見てもう一度強く抱きしめ、よかったとほっと胸を撫で下ろした。

だが、そのことにばつの悪そうな顔をしている黒髪の少年がすぐそばにいた。



薬研「すまねぇ、大将を守るなんて言っておきながら無理をさせちまった。


守り刀として失格だ」



黒髪の少年、薬研は俯き加減に座り込み、畳を勢いよく殴った



鼎「いや、君はAが力を貸してそれにしっかりと応えた。


それだけで十分さ」




鼎はそういうとAを抱き上げ、すぐそばにいた髭切にあずけると薬研の頭を撫でた。

頭を撫でられると、ズッと鼻をすするような音を立てて上を向きありがとうといった。




三日月「到着がしばし遅かったみたいだな




はっはっは」




天下五剣でもっとも美しいと称される三日月宗近は晴れ渡るような笑みを浮かべた

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