EP 5（ユジン） ページ10
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三列シートの一番後ろの席で、窓ガラスに頭を預けて眠っているヴィク。
本当に綺麗な顔……
この子はアイドルじゃなかったら、何になってたんだろうって凄く思う。
美しすぎて、目立たずに生きていくことはきっと無理よ。
．
今年の2月。まだIZ*ONEにいた私とウォニョンはスターシップの社長室に呼び出された。
中に入ったら、レイ、リズ、イソ、そしてガウルオンニが既にソファに座ってて、
彼女たちの反対側に、
この世に生きる人間とは思えない程美しい、
本当に天使のような、芸術作品のような顔の女の子が座ってた。
(うわ…綺麗…。)
これがヴィクと初めて会った時の印象。
人間って、想像を超えたものを目にしたら、うまく表現する言葉が出ないものなんだって思った。
全員が揃ったところで、彼女は立ち上がって私達に手を差し出した。
この子、スタイルも抜群にいいのよ。
漫画に出てくるようなスタイルって、ウォニョンで見慣れてるって思ってたけど、
この子は、立ち姿、手を差し伸べる動作、首の微妙な傾け方、髪の毛のなびき、差し出された手の指の細さ、微笑む時の口角、綺麗な二重の目。
全てが計算されて、完成形を作っているようで、
それでも全く、不自然な雰囲気を醸し出さずに、
『初めまして！ヴィクです！アンニョン！』
この世の“美”が全部、目の前のこの1人の女の子に詰め込まれてるって思った。
彼女はそれ以外何も、自分の事を語らなかった。
ヴィクという名前が、本名なのか違うのかも未だに私達は知らない。
その後、ヴィクを交えた初めてのダンスレッスンでも、歌のレッスンでも、
彼女は私達の想像を軽々と超えてきた。
正直、何も勝てない気がする。ヴィクには。
最初から、欠点が何もない。美点しかない。
メンバー全員がきっと、少なくとも私は、ヴィクに何度もプライド傷つけられてる笑
それでも、彼女を愛さずにはいられない理由は…
秘密主義の彼女だけど、
私達一人一人を、本当にたっぷりの愛情で愛してくれるから。
どんな時でもおごらず、決して私達を馬鹿にしたりなんてせずに、
立ち止まって、むしろ背中を押してくれるから。
いつか、ヴィクの事、たくさん聞きたいな。
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Gypsophila(プロフ) - mocaさん» mocaさんの言葉がとても励みになります！ありがとうございます(´∀｀*)！！ (2022年1月17日 13時) (
レス) @page45 id: 17929bffe9 (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - Gypsophilaさん» この話大好きでいつも更新を楽しみにしてるので続編を作ってくださるってことだけでもすごく嬉しいです！全然待ちます！ありがとうございます^ ^ (2022年1月16日 12時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
Gypsophila(プロフ) - mocaさん» mocaさん、リクエスト遅れて申し訳ありません…！続編で書く予定の、年末の歌謡祭でのお話でリクエストにお応えする予定です。もう少し待っていて頂けると嬉しいです！ (2022年1月15日 22時) (レス) id: 17929bffe9 (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - Gypsophilaさん» わー！嬉しいです！楽しみに待ってます(^^) (2021年12月30日 1時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
Gypsophila(プロフ) - mocaさん» リクエストありがとうございます！私も書きたいですっ！出来るだけ早く書きます！！ (2021年12月29日 19時) (レス) @page20 id: 17929bffe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Gypsophila | 作成日時：2021年12月18日 1時
