EP11（ヒスン） ページ44
．
『私は皆んなの声を支える方が向いてるから。』
昔、そう言っていた。
彼女にしかわからない、彼女の悩み。
だから、今回のIVEでもメインに回らなかったんだと思う。
そして今、隣で踊りながら、相変わらず凄まじい声量でラップをするA。
どれだけ感動させられればいいんだ。
そうこうしてる内に、IDOLはクライマックス。
決して差別するわけではないけど、確実に、
ナムジャアイドルでもキツいこのダンスをヨジャアイドルが踊るのは大変な事だ。
でも彼女は全く息が上がっていない。
スピードもキレも落とさず、
なんなら途中から俺のパートを奪ってジミン先輩やジン先輩の高音まで歌い上げてる。
昔から俺は、そんな彼女を見ては何度も自分に問いかけてきた。
「この程度の努力でいいのかイ・ヒスン」ってね。
『あ“ーーーーーっ！疲れだーーーーぁ！！』
…嘘つけ。
YJ「久しぶりに踊れて楽しかったよ。
サンキュー、A。
それで本題なんだけどさ。」
『…なんですか本題って。何のためのダンス…』
訝しげにヒョンを見るA。
この構図は毎回可愛らしくて笑ってしまう。
YJ「俺ら3人で、年末の歌謡祭の司会することになったってよ」
そう。これはその“本題”の為のダンス。
俺とヒョンは先日、特別司会をオファーされて。
女性司会はいないのかな、って思ってたら番組プロデューサーさんが放った言葉。
“新人アイドルIVEのヴィクさんに依頼します”と。
『……はい？』
…
HE 「聞いてないの？」
『…聞いてな………って
ぁぁぁぁあ！！！！！！！！』
SB「Aうるさいっ！！！」
遠くで叫び返したスビニヒョン。笑
お構いなしに話し出すA。
『私、間違えてマネージャーさんの連絡先消したんだった。そうだ。今朝ユジンから改めて貰おうとしてたんだった。
…やば。』
ヤバいと思ってなさそうな声だな。
『ええええぇ…忙しいじゃん私。』
YJ「何を言うんだ。忙しいのは本望だろ？」
『いいえ全く。むしろヒモになりたい。』
…ははは(苦笑い)
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
年末の歌謡祭の話でBTSさんなどを沢山書きます！
このお話は完全フィクションですので、お許しください！
Featuring.（ナムジュン）→←EP10（カンテヒョン）
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Gypsophila(プロフ) - mocaさん» mocaさんの言葉がとても励みになります！ありがとうございます(´∀｀*)！！ (2022年1月17日 13時) (
レス) @page45 id: 17929bffe9 (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - Gypsophilaさん» この話大好きでいつも更新を楽しみにしてるので続編を作ってくださるってことだけでもすごく嬉しいです！全然待ちます！ありがとうございます^ ^ (2022年1月16日 12時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
Gypsophila(プロフ) - mocaさん» mocaさん、リクエスト遅れて申し訳ありません…！続編で書く予定の、年末の歌謡祭でのお話でリクエストにお応えする予定です。もう少し待っていて頂けると嬉しいです！ (2022年1月15日 22時) (レス) id: 17929bffe9 (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - Gypsophilaさん» わー！嬉しいです！楽しみに待ってます(^^) (2021年12月30日 1時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
Gypsophila(プロフ) - mocaさん» リクエストありがとうございます！私も書きたいですっ！出来るだけ早く書きます！！ (2021年12月29日 19時) (レス) @page20 id: 17929bffe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Gypsophila | 作成日時：2021年12月18日 1時
