Dead World【Shota.W】3

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Side川シマ


川シマ「すみません。お待たせ致しました」


莉緒「いえ。シ役所も忙しいですね」


川シマ「そうですね。でも好きです。この仕事」


莉緒「羨ましいです。

そんな仕事に出逢えて。

私、ずっと病院だったんで

仕事になんか就けなかったんですよ。

それに、結婚も出来なくて……。



せめて、結婚は、したかったな…………」





Side莉緒


「じゃあ、それ叶えようよ」


えっ…………？

この声…………。


莉緒「ジェシー……くん、？

なんで…………」


ジェシー「ごめん。俺、莉緒と一緒にいたくて」


莉緒「なんで……。

ジェシーくんにはまだ未来が……」


ジェシー「未来があったのは莉緒も一緒でしょ？

莉緒がいない未来は俺にはいらない。

だから、自ら死を選んだ」


ジェシーくん…………。


ジェシー「だから」


そう言ってポケットから何かを出して

ひざまずいたジェシーくん。


ジェシー「来世でも一緒になれることを、

祈ってる。

俺と、結婚してください」


えっ…………。


ジェシー、くん…………。


ジェシー「絶対、今度は幸せにする。

願っていれば、絶対会えるから」


莉緒「はいｯ……」

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