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111話 ページ17

「……ん」





眼が覚めるとそこは見知った天井だったが、私の部屋とは少し雰囲気が異なった部屋だった。当たり前だ、越して来たんだから


少々重い躰を起こし、居間の襖を開けると





昨日たてた一週間スケジュールの紙と共に『一寸 入水してくるから先に探偵社に行っててね』という置き手紙





「あんの先輩…昨日の残り全部食いやがったな…」





冷蔵庫に入れておいた 朝食用に私が作った昨日の晩飯の残りがすっからかんなのを見て軽く、否 かなり太宰さんを恨んだ


何が一寸 入水してくるだ。朝のシャワーと同じ感覚で川に入るなよ





だが此処で彼を恨んでもなんら解決しない


幸い 昨日炊く時間をセットしておいた炊飯器の中にご飯は残っていたので、冷蔵庫の中にあった食材で適当な朝ごはんを作ったのだった





--------------


「おはようございま____ッと」




何時もの様に茶色い探偵社の扉を開けた瞬間、頭一つ分高い青年と軽くぶつかった


それは色素の薄い髪の敦さんだった


彼は軽く謝りながら特徴的な髪の束を揺らせたと同時に 奥にいた国木田さんが丁度いい、と口を開いた





「敦と小娘はこれから判事に書類を届けるんだ。島崎も其奴らに付き合え」


「はーい」


「念のため小娘には護身用のスタンガン()を持たせた。____まあ今回の任務には危険性は無いと思うがな、念には念をというやつだ」





そう云い終えると鏡花ちゃんはすたすたと私の横を通り過ぎ振り向いた





「行こう」









--------------


「……入れない?」





……ありゃ、どうやら連絡の行き違いが発生したようだ


目的地に着いたはいいものの警備員さんは規則ですからの一点張り





「あの警備員さんを何とかしないと」



「え…消す?」



「探偵社ではそういう仕事の進め方はしません」



「やっぱりここは社長に連絡してそこから繋げた方がいいのでは?」



「うーん…それが一番最適かもね」



「人任せでは一人前になれない。着いてきて」





そう云うと鏡花ちゃんは裏口の方へと走って行った





…あれ、怒られそうな予感

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ぺぽん(プロフ) - 迷たんてーさん» いえいえ、とても参考になりました。ありがとうございます! (2023年2月26日 6時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» に載せています。長文で申し訳ないです。 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» お返事遅くなりすみません。面白いと言っていただきとっても嬉しいです!そうですね、アイデアを出そうと思っても出ないものなので、ある時突然頭に降ってきます。あとは私は生粋の夢女なので、原作を見ている時に夢主はこんなことをするのかなと時折考えて、それを小説 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - しがない一般人さん» お返事遅くなりすみません。ありがとうございます (2023年2月26日 0時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました!オリジナルのお話も含まれていて飽きません。質問なのですか、どうやってオリジナルの話を考えていますか?イメージが突然降ってくるものなのでしょうか?良ければ教えてください! (2023年2月20日 3時) (レス) @page16 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:迷たんてー | 作成日時:2019年2月22日 18時

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