社畜少女がハンター試験を受けるらしいです3［H×H］

提案 ページ13

『それで、後輩の話でしたよね？』

受験者が帰った静かなエントランスに響いた私の声は少し震えている

前から、倉橋ちゃんのことは少し気になっていた。掴み所の無い、クールな彼女の考えていることは正直推測できない時もあるから

「彼女、ね。」

はよ言えアホ！怒鳴りたくなるほど焦らすピエロに殺意が沸き出てくる

「ボクの電話番号調べて掛けてきたんだよね♥」

『は？』

「盗られちゃうかもよ？ボクの事」

まさか、この男……

『それだけですか？あんな深刻そうな顔と声でここまでためてそれ？え？』

「悪いことじゃないか誰にも尻尾を掴まれないボクの番号軽くゲットするなんて♣」

いや確かにね？すごいよ、この人の電話番号どっから拾ってきたのって感じだけど！

『私は倉橋ちゃんに何かあったのかと口から内臓露出レベルだったんですけど！？』

「さぁ、悪いコトしてるってどういうコトだと思った訳？」

『腹立つなこのピエロ！』

なんだ、いつものストーカーじゃないか。どうせ内容は

「A先輩と居ますよね？早く帰してください。報酬はいくらでも払いますから」

『だと思った』

「愛されてるねぇ♦」

心配して損したわ。よし、もうククルーマウンテン行こう

荷物をまとめ始めると、ヒソカさんが思い付いたように首を傾げる

「あ、そうそう。正面突破より良い方法教えてあげる♠」

『正面突破って……ちゃんとピンポンしますよピンポン』

呆れて振り向くと、小さな紙を差し出される

20××？

ちょっと、これって

『いや誰がホテル予約しろって言ったんですか』

ククルーマウンテンとか一日で着く距離でしょ？じゃないの？

「ゾルディック家正門には試しの門があり、簡単に言えば面倒だし労力が無駄♣だからボクがイルミに会いに行く時の手段は」

『まさか部屋に直とか言いませんよね』

「そういうこと♥夜まで待たないとね？」

うわぁ不法侵入かよどうすんのニュースになったら

『ワンルームにした訳は？』

「空いてなかった。……多分♥」

成程ありがたいよ？戦闘が出来ない私のためでしょ？いい人だね。スゴく。だけどね？

『いやぁ、キツいなぁ……』

つまり、私はこの男と戦慄の数日を同室で過ごし屋敷に潜入してキルアを連れ出す、と

戦慄の数日を同室で過ごし。、、大丈夫これ

『起きたらヒソカさんとかマジ無いわぁ……』

「何か言ったかい？」


￣
『待って、既にキルア居なかったらどうすんのゴン達あっさり開けそうじゃん』

二人→←色

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