月の夜 ページ16
『あの、ヒソカさん。実は私フィアンセが居ましてね？』
「一次試験の時居ないって言ってた♥」
『実はスゴくトイレに行きたいんですけど』
「キミが向いてる方は出口だよ♦」
私達の攻防戦は数分程続いている
「ゴメンね、Aが全く意識してくれないからだよ？」
『誰にでも同じことしてるだろてめぇ！』
振り向いてはいけない。恐らく彫刻のような筋肉が目に入るだろうけど興味本意で振り向いてはいけない。
そうだ、裸だと思わなければいいのさ。なんか別の事…
『……茶番は置いといて。明日からの話です。仲間と連絡をとって、ゴン達が私の次のタイミングにゾルディック家に入るように調整します。例の門はどれくらいで開けられますか？』
「一週間くらいじゃないかな♣」
じゃあその程度で乗り込もう。なんかもうメンタルが砕け散りそうなのは置いておいて
みんなの携帯は…知らないからポチさんに頼んで手紙を送ってもらおう。キルア救出二重作戦。これでキルアを助け出せる可能性が高まるといいんだけど
『プランは決まったので貴方はバスルームに帰ってください』
「どうして？」
返事に殺意を覚えた途端サッと腕を引かれる
「いつボクが全裸で出てきたなんて言ったの♠」
黒のタンクトップにジーンズ。髪を濡らしたままのヒソカさんが微笑んでいる
『着替えが無いどうのこうのはなんだったんですか。長袖を着てくださいよ……』
「Aじゃないんだから買い忘れる訳ないでしょ♦」
どうしよう殺意が止まらない。なんなんだこの男
『ていうかいつ買ったんですか、着替え』
「一次試験が始まる前♣」
始まる前って……もしかして用事があるって私を置いていった時じゃ("定食屋"参照)
あんな時から持ってたの？持参物あったんだ
『ん…？その時からここ予約してた訳じゃないですよね？』
「秘密♥」
からかうような笑みを浮かべてストっとベッドに座るヒソカさんに既見感を覚える。
「首、気を付けた方がいいかもね？」
『半径50センチに入ったら引っ掻きますよ』
私もドラちゃんが寝ている方のベッドに警戒して座る
やりかねないからねこの人
「お休み、A♠」
『はい、爆睡して結構ですからね』
体を横にすると疲労が押し寄せる。なんだかんだ、頑張って試験に受かったんだな。おばあちゃんはどんな反応するんだろう
月に照らされた部屋は不思議な静けさに包まれていた
￣
『倉橋ちゃんと同じ部屋で寝るより数倍恐怖を感じる件について』
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shela(プロフ) - 狐海さん» こんばんは、この不定期過ぎる更新のなか、待っていただき、そしてコメントまでいただき…本当にありがとうございます！正直、この小説を読んでくださっていた読者の皆さんが今も待ってくれているのか不安でした。とてもとても嬉しいです！感謝です！頑張りますね！ (2021年12月27日 22時) (
レス) @page22 id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
狐海(プロフ) - こんばんわ、更新お待ちしておりました…！語彙力無くなるほど嬉しかったです…勢いのあまり最初から読み返してしまいました！！大好きです！ (2021年12月27日 19時) (レス) id: ce22822f8d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - Amaneko*さん» 暖かいお言葉、本当にありがとうございます…!女神様…!すごく嬉しくて、感動が止まりません!なかなか更新できなくて申し訳ないです…楽しんでいただけるような小説を書けるように全力で頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2021年4月24日 19時) (レス) id: 4707b9ae72 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - まるめがねさん» 返信遅くなってしまい、本当にごめんなさいっコメントありがとうございます！すごく嬉しいです〜ありがとうございます。スローペースになってしまい申し訳ないです…全力で更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2021年4月24日 17時) (レス) id: 4707b9ae72 (このIDを非表示/違反報告)
Amaneko* - 拙い文章で日本語が可笑しくなっていたらすみません｡長文失礼しました。 (2021年4月20日 18時) (レス) id: 56cf223618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2019年7月16日 0時
