超お嬢様女子中からの転校生【赤羽業】 (ページ12)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:78,490 hit

12：黒薔薇ページ12

「えー？何何お兄さんたちー。」

ニコニコ笑顔の赤羽くん。

「あ？男は黙ってろ。用があるのは女だけだ。」

「あんまりバカにしてると痛い目見るよ？」

「んだと！！痛い目見んのはテメェーだ！！」

「ほらよっと。ちょろいよ？？おにーさん？」

反撃する赤羽さん。

「おい。コイツ…。」

「んだよ…。」

「コイツ…水無月Aじゃね？」

「え？」

「エリローゼン女学校の水無月Aじゃね？」

「は？」

1人が私を指さしてそう言った。

「あのお嬢さん学校の不良？
いやいや。こんな弱そうじゃないって。」

「黒薔薇。」

「人違いですよ…。」

「絶対そーだ！！」

「やっちまえ！！」

「何言ってんの？お兄さんたち。
お兄さんたちの相手は俺だよ？」

そう言って赤羽さんは次々と不良たちを
ボコボコにしていく。

そんなとき…

「や…やめてください！！」

「やめろ！！そいつらから手を離せ！！」

前原さん杉野さんも参加。

日頃から暗殺訓練受けているだけあり強かった。

磯貝さんと渚さんはその間に女子たちを逃がしていた。

「お前も逃げろ！！」

足が動かない…。

「よぉ…。黒薔薇。」

「だから…人違いですよ…。」

「いや。絶対そうだ。」

「水無月さん！！」

前原さんが私を引っ張り庇ってくれた。

残りは赤羽さんがなんとかして

不良たちはビビって逃げて行った。

「なぁ…水無月…。」

「水無月さん…。」

「さっき不良たちが言ってたのホント？」

「そんなわけ…。」

「水無月さん…。」

何も言えなくて走って逃げた。

すると赤羽さんに捕まり

「ちゃんと話そうよ。」

そう言われた。