38:私も一緒にいたかったんだ ページ38
手紙を読み終える頃には、私の頬には涙が伝っていた。そして手紙の2枚目からは字が滲んでいた。Aも泣いたんだ…。
きっと辛かったんだね…。
「約束…するに決まってるじゃん…。君が泣いちゃう程…だったんだろう?」
私だって愛してる…愛してるに決まってるじゃん。誰よりも絶対一番だし…誰よりも絶対一番愛してるよ…。
彼女も書いてて辛かったのが、涙の跡がそれを物語っていた。
そう言えば…とひとしきり泣いて数時間…思い出したのだが…
「最高の…とっておきのプレゼントって何?与謝野先生に聞くしか…ないのか?」
「太宰?手紙…読んだかい?」
察したのか与謝野先生が入ってきた。
「はい…あの…彼女が遺したものって…プレゼントって何ですか?」
「仕事が終わったら私に着いておいで。」
「分かりました。」
何となく…彼女が遺したもの…プレゼントが知りたくて、その日は事務作業を頑張った。国木田くんからは雨が降るとか何とか言われたけど…。
彼女の言う通り…本気を出せばAよりも早く事務作業を終わらせることが出来る。簡単だ。
けど、めんどくさいからやらないだけ。
「終わったかい?」
「終わりましたよ。」
与謝野先生の後を追う。そして目的地に着いた…
「ココは…。」
最終話:たとえ、君が見えなくなっても→←37:忘れないように…(手紙2枚目)
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人生楽しんだもん勝ち - めちゃくちゃ泣きました、こんなに泣いたのは久しぶりでした。素敵な作品をありがとうございます。 (2021年8月3日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
シュメール人 - なんか、、やばい、、、、、 (2021年5月18日 1時) (レス) id: b636df43a5 (このIDを非表示/違反報告)
星 - コメント失礼します。凄く感動しました。素晴らしい作品を有難うございます。 (2020年5月4日 18時) (レス) id: 43b5f5b23e (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 占ツクみて何年も経ちますがこんなに泣いたの初めてです…最高の作品でした!!本当にありがとうございました。 (2020年5月3日 23時) (レス) id: 0ebbee04e8 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 泣きすぎてやばいです!呼んでいた1時間があっという間でした!本当にありがとうございました! (2020年1月4日 2時) (レス) id: 29d08050fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月6日 2時