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3:君がどうしてたのかを ページ7
それから書類、書類。作戦案、作戦案で追い込まれる日々を送っていた。久しぶりに執務室に篭った気がした。と言うか久しぶりだった。
織田作がいる…それはすなわちもう少しで亡くなってしまう。それはAにも言えること…。
ポケットの中の手紙を読もうと思うのに中々勇気が出なかった。
私は君が思う程強くない。
弱虫なんだ。
表面上…ヘラヘラと飄々と取り繕っていなきゃ何も出来ないんだ…。
怖くて手紙が見れない…
君が残したことを知らなければならないのに…。
君が見たもの…君が見てる世界に…君が見ている風景も…どんなドラマが描かれていたのか…
桜咲きますように。
この言葉の意味…
一体何なのか…
なぜその言葉を残したのか…
知りたいはずなのに…
手が伸ばせないんだ…。
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2018年8月10日 21時