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2：4年前の夏 ページ4
手を赤く染める。
包帯がまた赤くなる…。
辞めたなはずなのに…。
夢の中のはずなのに…
生々しく映る光景…
でも、やらなきゃならない…
「さっすが、幹部さま…腕が違いますねぇ…。」
「私は別に…。」
「ふふふ、そんな謙虚なの…あんたらしくないぞ？ほら、帰ろう帰ろう。私疲れちゃったや。何か食べて帰る？」
「今やってるお店なんてないでしょ…。」
「だよなあ…じゃあ私の家で何か食べる？」
「即席麺？」
「んなわけあるか。」
「だよね…行くよ。」
車に乗りAの自宅へ向かう。
今日はいつなのか聞くとバカかと笑われてしまった。でも教えてくれた。
織田作が死んでしまう前というのが分かった。
「それで…どうなの？ミミックは…」
「まぁ…うん…。」
「なんかあった？」
「いや、何も…。」
頭がくらりとする…
夏のせいだからだろうか…
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作者名：中二半の彼女は霜月さん
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月10日 21時
