16：昨日 ページ16
「はぁはぁ…うっ…うぅっ…うぇ…うああああああああああ！！！」
記憶を失っただけでホントに彼なのかは分からないのに…別にあの人を好きになったわけじゃない。勝手にあの人に彼を重ねてただけ。
そのあとはフラフラと家に帰った。冷蔵庫からお酒を取り出して飲んだ。
気がついたら朝になってた。
「うぇ…気持ち悪っ…。二日酔いかあ…。」
見れば分かるお酒の残骸。割れながら結構飲んだなと思う。やけ酒と言うのを初めてしたと思う。
「はぁ…ないわあ…。」
会社に行く準備をする。顔を見るとげっそりしていて顔色が悪かった。
「怒られちゃうなあ…。」
そのまま会社に向かった。
「おはようございます。」
「おは…って昨日より顔色悪いよ！？」
「あーおはようAちゃ…うわっ！！げっそりしてるけど！？」
「ちゃんと休んでる？」
「寝てる？」
先輩たちがわらわらと集まって心配してくれる。
「大丈夫ですよ。寝ましたよ。」
「じゃあ…どうして…。」
「お酒飲みすぎました。」
あははと笑うと
先輩たちが俯いていた。アレ？なんかしたかな。
「もしかして翔ちゃんのこと？」
「翔さんなんかしたの？」
大野さんと二宮さんがそう聞いてくる。
「え、なんでそうなるんてすか？」
「昨日…かなり怒られていたから？」
「そうそう。」
合ってるようで合ってない。
「違いますよ。調子ノって飲み過ぎました。」
「そっか…なら良いけど…。」
今日は集中しなきゃ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：中二半の彼女は霜月さん
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月13日 14時
