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71：絶対 ページ27
「紫月…今はまだ恋人でいて欲しい。9年前にあげたアレ…まだあるならアレが婚約指輪にして欲しい…。」
「はい。」
「それで…まだお前が俺のこと好きなら…さっきの約束…そして9年前の指輪を付けてココに来て欲しい。無理だったら…来なくて良いよ。」
「大丈夫です待ってます行きます。」
「だと嬉しいな。」
はははと笑うとAが
「気おつけてくださいね。」
そう言ったのだ。
「あぁ…もちろんだよ。」
時間を見るともう日をまたいでいた。
「帰りますか。」
「そうですね。」
「家は昔と一緒？それとも一人暮らしでもしてる？」
「実家通いです。」
「分かったよ。」
Aを家に送り届けると
「9年前と似てますね。」
「そうだね。でも昔と違う…次はちゃんと会えるから。」
「そうでしたね。」
「さよなら。」
「はい、さよなら。」
腕を掴み自分の中にすっぽり収まらせる。
「絶対早く帰ってくるから待ってて…。」
9年前のように唇を重ねた。
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とあ(プロフ) - 素敵なお話ですね。楽しく拝見させてもらいました。 (2018年2月11日 0時) (
レス) id: a8b19414ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中二半の彼女は霜月さん
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月9日 0時
