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昨日はいっときの気のせいかなと思って、お酒を流し込んで忘れようとしたけど、今また鳴った。
いまのこれも俺の勘違いであって欲しい、
いやまあ別に勘違いじゃなくてもいいんだけど、
だってさ、なんでこんな急にって感じで、理由がわかんないじゃん？
まだ会ってから1週間しか経ってないし、毎日一緒にいるとはいえ、こんな突然くるもの？こういうのって。
昨日までは全く、俺の心臓はそんな素振りを見せてなかったのに、昨日の夜、急にだよ？
Aちゃんが俺に向かって笑いかけて。その笑顔がなんかすごい可愛く見えて。そしたら急に胸が騒ぎ出して、
えっとつまり、
…………俺の心臓、どうした？
「…ま、さん、佐久間さん？」
『っあ、ごめん！なに？』
頭の中が別世界にワープしてたら、Aちゃんの声に一気に現実に引き戻された。
いつの間にか俺の前に座っていた彼女が、フォークを手に持ったまま俺を見つめてる。
「ごはん、食べないんですか？」
『え、いや、食べる！食べるよ！』
慌てながら食べ始めた俺を見て、Aちゃんは不思議そうに瞬きをして、それから点けたテレビに視線を向けた。
彼女の見つめるテレビの画面では、アニメの特集が組まれていて。
てか、この番組しょっちゅうこの特集組んでる気がするな。まあ俺得だからいいんだけどね。
そこに映る有名アニメの女の子を見てたら、なんか突然ビビッときた。
待って、よく見たらAちゃんって、【ときめき☆エンジェル】のユキちゃんにそっくりじゃない？
綺麗な二重とか、ちょっと丸顔のところとか。俺の嫁の一人であるユキちゃんに瓜二つといっても過言ではない。
「佐久間さん、このアニメ知ってますか…って、どうしました？私の顔になんかついてます？」
じいっとAちゃんに視線を向ける俺に、彼女が首を傾げる。
…おぉ、見れば見るほどそっくりに思えてきた！
もしかしてあれかな、さっきの胸のドキドキも、推し的なそういう感情なのかな。これ。
うん、それだ。それなら全部納得できる。
『んは、そういうことか！なら悩むことなんてなにもないじゃん！』
よかったよかった。
危うく６つも歳下の女の子にこの歳になって恋でもしちゃったかと思ったよ、
「悩み、あったんですか？」
『ううん、なんでもない！』
きょとんとした顔の彼女にニコリと満面の笑顔を見せて、俺は晴れ晴れした気持ちでトーストにかぶりついた。
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こゆき(プロフ) - 彩花さん» 気がつきませんでした…！教えてくださってありがとうございます！とても助かりました…！！ (2020年12月23日 0時) (
レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - れいさん» ありがとうございます…！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ろうと思います…！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - べぺさん» コメントくださっていたのに気づかなくてごめんなさい…！待っていてくださる方がいるというお言葉で、更新頑張れそうです！ありがとうございます…！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 何度もすみません！今日もう一度読み返してたら13ページ目のタイミングがタイミグになってました、！余計なお世話だったらすみません！ (2020年12月22日 14時) (レス) id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - なんとなーく更新待ってました…！再開してくれて本当に嬉しいです！これからも楽しんでいきます！！ (2020年12月4日 1時) (レス) id: c0a052e646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年7月28日 15時
