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>Sakuma side.
カーテンから差し込む薄日に目を覚ませば、頭の奥をガツンとした痛みが襲う。
……あれ、ここ
ぼんやりした視界の中に広がる天井は、俺の部屋のものではない。
寝起きの動かない頭でなんとなく状況を確認していれば、カチャカチャと食器が重なるような音がして、その音にここがリビングのソファーの上だということを認識する。
そっか、俺あの後そのまま寝ちゃったのか。
俺の身体にかかったブランケットは、半分ソファーから落ちていた。
鼻腔をくすぐるこの匂いは、きっと朝ごはんの香り。
…ん、朝ごはん？
『え、まって今何時！？』
ガバッとソファーから身体を起こせば、キッチンの向こうから俺を見て目を丸くしてるAちゃんの姿が目に入った。
『…ごめん、急に大声出して、』
「ちょっとびっくりしました笑 今の時間ならまだ６時半ですよ」
『６時半、そっか、じゃあまだ時間は大丈夫か、』
仕事の時間に間に合わなかったらどうしようかと思った。
ほっと胸を撫で下ろして、ソファーから腰を上げれば、ガツンとまた一瞬、痛みが頭を襲う。
『いっ、』
「大丈夫ですか？」
『…うん、大丈夫。たぶん二日酔いみたいになってるだけだから、』
「水とか飲んだ方がいいんじゃないですかね？」
俺を心配そうに見つめる彼女が、そう言ってグラスに水を注いでくれた。ありがとう、とそれを受け取って冷たい水を喉に通す。
…昨日飲まなきゃよかった。
まぁ、あとから後悔してももう遅いんだけど。
空になったグラスを片手に椅子に腰掛けて、再び朝ごはんを作りはじめたAちゃんの姿を眺める。
俺が普段飲まないお酒をあんなに飲んでしまったのにはワケがあって。
「佐久間さん、今日は先に朝ご飯食べますか？」
『…うん、そうしよっかな。』
「了解です。」
そう言うと、ふわりと笑ったAちゃん。その笑顔に胸の奥がとくん、と妙な音を立てた。
…そう、これ。
昨日俺が苦手なお酒を飲んでしまったのは、これが原因。
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こゆき(プロフ) - 彩花さん» 気がつきませんでした…！教えてくださってありがとうございます！とても助かりました…！！ (2020年12月23日 0時) (
レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - れいさん» ありがとうございます…！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ろうと思います…！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - べぺさん» コメントくださっていたのに気づかなくてごめんなさい…！待っていてくださる方がいるというお言葉で、更新頑張れそうです！ありがとうございます…！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 何度もすみません！今日もう一度読み返してたら13ページ目のタイミングがタイミグになってました、！余計なお世話だったらすみません！ (2020年12月22日 14時) (レス) id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - なんとなーく更新待ってました…！再開してくれて本当に嬉しいです！これからも楽しんでいきます！！ (2020年12月4日 1時) (レス) id: c0a052e646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年7月28日 15時
