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「朝、ふっかとなんの話してたの？」
『…朝？』
「うん。俺たちが、その…、寝たふりしてた時、」
『あぁ、』
あの時か。そういやふたりはどこから起きてたんだろう。
『私の悩みを前に深澤さんに聞いてもらってて、それに区切りがついたのでその報告？というかそんな感じです。』
「悩み…？なんか悩んでたの？」
『まあ、ちょっと。でも大したことじゃないんで、もう大丈夫なんですけどね。』
「そっかぁ」
ぶちりと草を抜いて、顔を上げれば佐久間さんはちょっとだけ表情を曇らせた。
その後ろに見える太陽は溶けそうなくらいの熱をまだ放っている。
「………俺には言ってくれないんだなぁ」
『え？』
「ん？なーんでもない！」
あとちょっとで終わりだー、なんて言って視線を草たちに戻すと、彼はぶちぶちと雑草を抜いていく。
だんだん綺麗になっていく中庭。
草に隠れて見えてなかったけど、やっぱりここ、かなり広いみたいだ。
「これ綺麗になったら花でも買ってきて植えてみる？ここの庭広いし、」
『花もいいですけど、野菜とか植えたら収穫できて楽しいかも』
「あ、それいいね！じゃあピーマンは必須で！」
「収穫できたら、ピーマンの肉詰め作ってAちゃんに食べさせてあげるね〜！」と屈託のない笑顔を浮かべる。
「あとはバーベキューね、これは絶対やるから！」
『届きましたもんね、この前、』
「そうだよー、今年中に3回はやらないと元取れないかなぁ。あれ結構高かったから、」
前に佐久間さんが私に聞いた、この夏何がしたいか。
まずは、野菜作りにバーベキュー。
あの時はお兄ちゃんのことでいっぱいで答えられなかったけど、それはもう終わったから。
「よし！じゃあラストスパート！Aちゃんはそこね、俺はこっち終わらせるから、」
『了解です！』
「んはは、いい返事」
だからこれから、この家で。
こうやって一つずつ見つけていこうと思う。
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こゆき(プロフ) - 彩花さん» 気がつきませんでした…！教えてくださってありがとうございます！とても助かりました…！！ (2020年12月23日 0時) (
レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - れいさん» ありがとうございます…！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ろうと思います…！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - べぺさん» コメントくださっていたのに気づかなくてごめんなさい…！待っていてくださる方がいるというお言葉で、更新頑張れそうです！ありがとうございます…！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 何度もすみません！今日もう一度読み返してたら13ページ目のタイミングがタイミグになってました、！余計なお世話だったらすみません！ (2020年12月22日 14時) (レス) id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - なんとなーく更新待ってました…！再開してくれて本当に嬉しいです！これからも楽しんでいきます！！ (2020年12月4日 1時) (レス) id: c0a052e646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年7月28日 15時
