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俺らで用意しとくから服着替えておいで、と深澤さんに言われ、一旦自室に戻った私はショルダーバックをベットに放り投げ、着替えて再び下に降りる。
蓮から受け取った封筒は、机の奥にしまった。
それから、相変わらず通知の多いスマホも部屋に置いてきた。
佐「あ！来た！」
階段を降りれば、佐久間さんが私に向かって手を振ってる。
いつものテーブルには、お肉やら野菜やら、それからお酒やらが並んでて。
『すいません、私も手伝います。』
深「ん？あぁ、Aちゃんは座っててくれたらいいよ。」
『え、でも、』
佐「一応Aちゃんの歓迎会みたいなのも含めてるから、今日はAちゃんはなーんもしなくていいの！」
『歓迎会、ですか？』
佐「そ。まあもう1週間も経っちゃったけどね！」
はい、Aちゃんはこれなんでしょ？と佐久間さんが私に桃の味のする甘いお酒の缶を手渡す。
…歓迎、会、
冷たいお酒の缶を握りながら、ふと渡辺さんの方を見れば、彼は私の視線に気づいて「なに、」と眉を寄せた。
結局、彼には受け入れてもらえたのだろうか。
最初は私がここに入ることをあれだけ嫌がっていたのに、特に出て行けと言われるようなことはない。まあ、ウェルカム！って感じでもないけど。
なにも言われないってことは、とりあえずはここにいてもいいってことなのかな。
そういや前に、"面倒ごと起こさなきゃいい"とか言ってたけど、面倒ごとってなんのことだったんだろう？
深「あ、やべ。早く取って、焦げる。」
渡「は！？お前これもう焦げてんじゃん！」
佐「ありゃ、真っ黒だねぇ、」
『あの、やっぱ私やりましょうか？笑』
佐「いーの、いーの！Aちゃんは、はいこれ！俺がかろうじて救い出したお肉あげるー」
『ありがとうございます。』
ひらりとお皿に乗ったお肉は、ほんの少し焦げてるけど美味しそう。
渡「これ野菜もやばいんじゃねーの」
深「え？あ、ほんとだ、」
やべー、と呑気に言ってる深澤さんから箸を奪い取って、焦げそうな野菜を救い出しながら渡辺さんが私を見た。
渡「A、皿貸して」
『っ、え？』
渡「皿、早く。」
『あ、はい、』
慌てて彼にお皿を渡せば、いつも通りの顔でぽいぽいと焼けた野菜を放り込んで、「ん。」と野菜で山盛りになったお皿を私に返す。心なしか野菜が多すぎる気がするけど、まあいいや。
そんなことよりさ、今、
………"A"って言った？
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こゆき(プロフ) - 彩花さん» 気がつきませんでした…！教えてくださってありがとうございます！とても助かりました…！！ (2020年12月23日 0時) (
レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - れいさん» ありがとうございます…！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ろうと思います…！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - べぺさん» コメントくださっていたのに気づかなくてごめんなさい…！待っていてくださる方がいるというお言葉で、更新頑張れそうです！ありがとうございます…！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 何度もすみません！今日もう一度読み返してたら13ページ目のタイミングがタイミグになってました、！余計なお世話だったらすみません！ (2020年12月22日 14時) (レス) id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - なんとなーく更新待ってました…！再開してくれて本当に嬉しいです！これからも楽しんでいきます！！ (2020年12月4日 1時) (レス) id: c0a052e646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年7月28日 15時
