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コンコンコン
あ「はい?」
k「A、みんな港に向かったぞ。お前も休みなさい」
あ「でも…」
k「ゴールドのことは俺に任せればいいから」
g「え"⁉」
k「えー何か不満?」
g「ふ、不満なんて無いです!」
k「と言うことだから。ご苦労さん」
あ「えっと…よろしくお願いします」
Aは治療室から出ていった
k「Aの親父も国へ帰ったよ。あの皇子は逮捕された」
g「そうですか…」
k「ロベルトの代弁と言ったら変だが…大切にしてやってくれ、あいつの事。」
g「言われなくてもそうしますよ。Aはロウソクの火みたいです。」
k「ロウソク?」
g「外見は赤く燃えて強そうに見えても、少しの風で揺れやすくて消えやすい…そんなあいつを何度も見ました。」
k「なるほどな…」
g「だから俺が余分な風からAを守ってやりたい」
k「流石だ。お前なら任せられそうだ…話は変わるが、明日でここを発つ。お前、明日港に行くか?」
g「行きたいっすよ。でも一人じゃ…」
k「いや、頼めば誰でも手は貸してくれるさ。お前に行く気持ちがあるか確認しただけだよ。」
g「そうですか。かっこ悪いな…おれ」
k「誰もそんな風に思っちゃいないさ。もっと自信をもて」
g「はい、ありがとうございます。」
cp「明日出航なんてオイラ寂しーなー」
rb「去年もこんな感じだったなー」
r「何二人して黄昏れてんのよ」
j「シャキッとしなさいよ!男でしょ!」
ss「来年も来れるって信じよう、な?」
c「おい、出航前に告らなくていいのか?」
ks「出航するから言わなきゃいけない決まりはねぇだろ。」
c「確かにそうだけどよぉ〜。なんかいいだろ?去り際に想いを告げる的な」
p「去り際って…カッテーナが俺たちと離れる訳じゃないのに」
jj「出航をもっとプラス思考で考えろよ」
ks「ここを出ても、あいつが変わらなければそれで良いんだよ。告白はしないさ」
m「アンタ、ここを出たらまた危険な任務につくのかい?」
t「立場的にいったらありえるな」
m「そうかい…」
t「なぁんだよマンマ、暗い顔してらしくねぇぞ?」
m「母親ってのは自立してる息子のことも心配になるんだよ」
t「親を知らねぇ俺にとっては、アンタが唯一の親だな。親より先に逝くような不幸者じゃねえよ、俺は。」
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かなもち - 続編おめでとうございます! (2018年10月5日 0時) (レス) id: 887ede3131 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認ください。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月4日 6時) (レス) id: f7e9560d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:W_Harp | 作成日時:2018年10月4日 0時