Il bellissimo porto (ページ40)

今日:23 hit、昨日:3 hit、合計:60,012 hit

40 ページ40

m「はいはい!主役は部屋に戻ったんだからみんなも片付けを始めておくれ!」
ss「え！Aもう帰っちゃったの⁉」
j「まだ完治してないんだから、無理しちゃだめなの!」

m「ゴールド!Aの様子見てきてくれないかい?チャン・ウーが言ったことは気にするんじゃないよ？」
g「わ、わかった」

ゴールドは灯りのついた治療室の前に立ち深呼吸した

g「A?具合はどうだ?」

ノックや声をかけても返事が無かったが鍵は開いていた

g「は、入りまーす…」

そこにはベッドに座り静かに涙を流すAがいた

g「どうしたんだ?!怪我が悪化したのか?どこか痛むのか?」

体調や怪我の具合について幾つか質問してもAは首を横に振った

g「誰かに何かされたのか?」

Aは反応しなかった

g「もしかして…トリックか？」

Aの目から涙が零れた

g「そうなんだな?何があったんだ?!」

あ「私…」

Aはトリックにぶつかってしまってから様子が変だった事、診察以外で見られたくなかった痣に気づかれて彼を叩いた事などを話した

g「(あいつ…!)とりあえず体に異変はないんだな?」
あ「うん…」
g「なら、良かった…じゃあ俺は行くから」

ゴールドはトリックがいるであろう甲板へ向かった

t「なぁんだよ。足音でけぇぞ?」

案の定、そこにトリックはいた

g「話は全部Aから聞いた…何やってるんだよ！お前は!」
t「説教しに来たのか?」
g「Aは怪我人なんだ!お前がした事で悪化してたかもしれないんだぞ!!」

t「じゃあ、聞くが……お前だったら耐えれたのか?」
g「え？」
t「惚れた女が自分の腕の中にいて、理性を保っていられたか?」
g「それは…」
t「俺だって、なんであんな事しちまったのかわかんねぇんだ。今まではこんな事は無かったさ…本気であいつに惚れてんだ」

g「トリック…」

こんなトリックは初めて見てゴールドも驚いていた

t「嫌われたも同然だな…」
g「Aはお前に怒っているようには見えなかった…」
t「まったく…恋に疎いレディは本当に大変だな…嫌われた方が楽なくらいd…いってぇな?!」

ゴールドはシャドウちゃんでトリックを叩いた

g「いいか?…俺だってAの事は本気で好きだ、それはピーターだって同じだ。だから、Aを悲しませないでくれ」

t「あぁ…」

二人は部屋に戻って行った

c「殴り合いになるかと思ったぜ!流石はゴールドパイセンだな!」
r「ま、一件落着ね。」