Il bellissimo porto (ページ33)

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チップはすぐに枕元へ駆け寄り座った

cp「この前、お見舞いに来たときよりも顔の怪我が良くなってる!」
k「良かったな、チップ」

教官に頭を撫でられチップにっこりと笑った

コンコンコン…
g「マンマ、入るぞ?」

ゴールドがAの具合を確かめにやってきた

g「教官！一応診察に来たんですけど…変わりありませんか?」
k「俺たちが来たときには寝てたから何とも言えんが…マンマが見てたときに一度起きてるらしい。」
g「そうですか。起こすのも悪いので出直します。…これリンゴなんですけど、ジュジュビエーヌが渡せって…」

cp「ジュジュビエーヌはオイラがリンゴちょうだいって言ってもくれないのに…」

チップはブツブツ文句を言っていた

g「チップ!ゴメン、気が付かなかった！」
cp「ひどいよ、パイセンまで…」
k「こら、チップ」
cp「すみません……」

g「リンゴここに置いときます、チップもお見舞いありがとな。失礼します」

ゴールドは部屋を出ようとした

k「待てゴールド。…立派だったな、自慢の教え子だよ」
g「⁉ありがとうございます!失礼します!」

ゴールドは嬉しそうに部屋を出て行った

cp「すごいなぁパイセン」
k「真面目な男だよ…ポンと交代しもらいたいくらいだ」
cp「ポンだっていいやつですよ!教官!」
k「わかってるよ」

あ「ん…?」
cp「ごめん!起こしちゃった?」
あ「大丈夫、気にしないでチップ」

k「顔色も良さそうだし、何か食うか？」
あ「教官まで!わざわざ来てくださってありがとうございます。」

cp「ジュジュビエーヌがリンゴをくれたんだ!オイラが切ってきてあげる!」

チップは治療室にある小さな調理室へリンゴを持って行った

k「あいつできるのか?」
あ「マンマのお手伝いも良くしてるので、心配ないと思います。」

cp「じゃーーん!はい、どーぞ!!」
k「寝起きなのに固いものですまんな」
あ「大丈夫ですよ」

チップはリンゴを食べるAをじーっと見ていた

あ「チップも食べる?」
cp「え！いいの?！やったー!」
k「おいおいおい…」

cp「ジュジュビエーヌのリンゴ美味しいね！でも、オイラが食べたことは内緒だよ！」
k「目撃者はここにもいるんだが…チップ」

cp「教官も！教官も内緒にしてくださーい!!」

笑うと打ち身にひびいて痛いのだがチップが可愛くてAはつい笑ってしまった

cp「(笑ってくれた！)A元気でた？」
あ「うん、元気出たよ。ありがとう!」