Il bellissimo porto (ページ24)

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みんなが部屋に戻り、静かになった食堂で教官は一人お酒を嗜んでいた

c「なんだ!ここにいるじゃねえか！」
k「寝たんじゃなかったのか?」
c「そんな簡単に潰れねぇよ」
k「結構飲んでただろ！アンタ!」
jj「まぁまぁ、久しぶりにオッサンだけで飲み直さないか?」
k「別にいいけどよ」

三人の会話は弾み、お酒もすすんでいた

c「それにしてもA綺麗だったな!」
jj「どんな美男美女の子供なんだよ」
k「あの子がドレスを着た姿は母親にそっくりだった…顔が母親に似てんだ」

c「知ってんのか⁉Aの両親！」
k「この船に乗る前、あの子の親父とは仲良かったんだ」
jj「親友の子供ってわけか」
k「まぁな、母親ともよく一緒にいたけどな」

c「でもよぉ、お袋さんとも仲良かったんだろ?そんな美人に惚れなかったのが不思議だぜ!」
k「………実際のところ惚れてたさ。非の打ち所がなかったからな」
jj「うわー勿体ねぇ!」
k「モテない男は辛えんだよ!!それにな!?あの二人が並んで歩いてるとこ見てみろ!お似合いすぎてて何も言えねぇぞ?!」

c「まぁまぁ荒れるなよ笑!今も彼女が忘れられないってか!あの日の港で見かけなかったのか?家まで船長についてっただろ?お前」

k「母親は…Aが小さかった頃に亡くなったんだと」
jj「親父さんも気の毒にな…コンの恋愛話は初めて聞いたな」
c「独り身サイコー!とか言ってるくせに好きな女がいたとはよ!!」
k「悪かったな!!俺だって青年期はちゃんと恋してたんだよ!」

jj「Aのあの姿見て惚れねぇ若造はいねぇぞ?カッテーナを除いてな!」
k「なんだと!」
c「自分の片想いの相手にそっくりなあの子をとられたくないってか⁉ガハハハハ!」

k「黙れスケベ野郎‼俺はロリコンじゃねーよ!親子の年齢差だぞ⁉」
c「ひでー呼び方!とりあえず変な虫がつかないように気にしとくんだな!パパさん!」
k「だからパパじゃねーって!」

jj「おいコン!そろそろやめようぜ?飲み過ぎは体に毒だ」

k「…だな。久しぶりに飲めて良かったよジャンジャック。俺は寝る。」

そう言って教官は食堂を出た

c「俺には何もなしかよ⁉」
jj「おーい戻るぞー」

若干落ち込んでいるチャン・ウーの肩を叩きながらジャンジャックも食堂を出ていった