Il bellissimo porto (ページ2)

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王都での用事を終え港街への帰路を辿っていた。

一方港街では、
港男1「見ろ!ありゃここに来る漁船じゃねえぞ!」
港男2「あれは!か、海賊船じゃねぇか?!ドクロが見えるぞ!!」
港男3「隠れろ!!女、子ども優先だ!!」
人々は迫りくる海賊船に怯え隠れた。

船から荒々しく声を上げ海賊が降りてきた。
その中でも一際オーラのある海賊が天に向かって発砲し声を上げた

hb「この港の責任者はどこにいる?」
そう言った男の隣にいた海賊が耳打ちした
hb「ほぉあの屋敷か」
その男を筆頭に複数の海賊がバトラー家に向かっていった

Aは港街についたがいつもと違うことに気づいた。すると
港男2「Aさん!!大変だ!!海賊船がやってきて将軍が狙われた!!」
あ「！？父上!!」
Aは青年と一緒に屋敷へ走った。人だかりが見えたその時…

バァァン!

人を掻き分け見ると父を庇った一人の青年が血を流して倒れていた…
海賊は父に銃を向けた

あ「やめろ!!」

男は銃を降ろした

hb「女が出てくるとは珍しい。何者だ?」
あ「人に名前を尋ねるのなら自分から名乗るのが礼儀です」
hb「それはそれは失礼お嬢さん。俺はバルボッサだ」
あ「A・バトラー。この家の後継者です!」
hb「では聞こうA、己の身を捨てこの港を守るか、港の奴ら共々お前もあの世へ行くか」

港人々『卑怯者!/出てけ!』
hb「黙れ!!俺が聞いているのはこいつだ。
さぁどうする」

あ「本当にこの港と皆に手出しはしないんですね?」
父「A!」

hb「約束しよう」
あ「では、この命はあなたに委ねましょう」
父「A！何を言ってるかわかっているのか！」
あ「わかっています!!愛しています。お父様。」
hb「連れて行け!」
父「Aー!!」

泣き崩れる人々…Aは船へと連れて行かれてしまった
Aの父は帰っていく海賊の中に見覚えのある男を見つけた

父「ま、待て!」
赤い服を着た男が背を向けたまま立ち止まった
重たい身体を引きずりその男の元へ歩いた

父「フェルナンデス…お前なのか?」

男は振り返った

？「そうだ」
父「まさかお前が乗った船がこの船だったとはな…娘を頼む…」

そう言うと自分の指にはめていた指輪を男に渡した

父「Aに渡してくれ。そして生きろと伝えてくれ…」
涙を流しながら言った

?「分かった。こんな形で再会するとは…すまない…ロベルト…」

そう言うと男は船へと戻って行った