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1曲目 ページ2
ある一本の道が真っ直ぐと伸びていた。
空は清々しい快晴だった。
そして、時々爽やかな風が吹き抜ける度に、周りにある黄金色の小麦の海は波打った。
そんな秋真っ只中の風景に、一匹の黒猫が歩いていた。
その身体は傷だらけで、ところどころ毛がむしり取られているようだったが、背筋をピンと伸ばし、しっかりとした足取りで歩いていた。
黒猫が進む方向には、ある一つの町があった。
それは、『風の町 ヴァン』
この名前の通り、風が吹く町である。
風力を利用して、電気を作ったり空を飛んだりと、様々な功績を残してきた。
そんな科学の町になぜ向かっているのか。
それは、とある事件がきっかけだった。
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作者名:ほしみあ | 作成日時:2016年5月28日 23時