春色に染めて.

拝啓 #長野久義 ページ10

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拝啓、長野様。




長野さんのクールなところ、


時々見える可愛い乙女みたいなところ、


優しいところ…


全部が好きなんです。

大好きなんです。


いつまでも一緒に居てください。


一緒に居てくれなかったら、死んじゃいます。




AA




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「急にどしたの？笑 こんな重たい手紙書いて。」


『最近、全然構ってくれないし… もうすぐ開幕だけどね？ なんか寂しいの』



「ふーん、そっか。」


『長野さん冷たい。』


「俺、意外と暖かいよ？」



手首を引っ張られ、

すんなり長野さんにぎゅーされる。



『暖かい…ですね』


「だろ？」




「これからもっと忙しくなるけど、

俺もずっと一緒に居たい。 」




頬に手を当てて、


優しくキスされる。






『長野さん…』




ずっと一緒に居たいね、なんて

けたけた笑って。






寂しくても、頑張ろう。



窓の外は、夜桜が舞っていた。




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長野久義でした。

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