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一年後
調査兵団のみんなが家に遊びに来ていた。
「ったく。お前が無言で去るから内地は大騒ぎだったんだぞ。」
「そうそう！団長室も綺麗に物が無くなっていたから本当に心配したんだからね！」
ハンジとリヴァイに会って早々怒られた。
「ごめんね。今の居場所教えたから許して？」
「ったく…。」とリヴァイが紅茶を飲んだ。
「お前が最後に言っていた「戦えなくなった。」ってのはこれの事か。…父親は＿＿聞くまでも無いな。」
リヴァイの目線の先にはコニーとサシャに遊んでもらっている息子。
「そう。奪還作戦はお留守番になるから隠していたんだけどね…。あの人には気づかれていた。でも私の気持ちを汲み取って行かせてくれたから感謝している。」
「あいつの言葉の「君たち」の意味もやっと理解した。Aしか居ないのになぜ複数だったのかずっと気になっていた。」
「私もあの人の言葉の本当の意味が分かったのもこの家を見てから。」
「にしても…随分馬鹿でけぇ家だな。」
「ね。一体いくらしたのよ…。壁外にツリーハウスでも良いって言ったのに…。」
二人で住むには広すぎるよ。
フンと鼻で笑ったリヴァイと一緒に息子を眺めた。
楽しそうにキャッキャしている。
「だけど…。」
ハンジが神妙な顔で息子を眺めていた。
「ん？」
「この子…エルヴィンに似すぎじゃない？」
「あぁ。気持ち悪い位な。」
リヴァイが賛同した。
エレン達も物凄くうなずいている。
全員の顔が面白くて笑った。
「それは私もびっくり。日に日に似るから最初に覚えた言葉が「巨人」だったらどうしようかと心配。」
アハハハッと全員が笑った。
「でも待ってください！！！」
サシャが大きい声を出した。
「どうしたの？」
「この子はあの英雄と称えられているエルヴィン団長とリヴァイ兵士長に次ぐ実力のAさんの子供ですよ！！」
コニーの顔も青くなった。
「俺たちはこんな凄い子に遊んでいただいていた…！？」
コニーとサシャが顔を見合わせ息子に土下座をした。
「ぜひ！調査兵団団長になった時には俺を兵士長にしてください！！」
「わわ私には芋をたくさん分けて下さい！！」
反対に息子はポカーンとしている。
どっと全員で笑いが起こった。
笑いながらペンダントを見つめた。
エルヴィン…。あなたと私の大切な宝物。
大事にしていくよ
開けた窓から心地良い風が吹き抜けた。
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サキ(プロフ) - はじめまして。最初は長編なので少しずつ読もうと思っていたのですがあまりに投稿者様の文才が素晴らしくて最後まで一気に読み切ってしまいました。いままで物語を読んでこんなに泣いたのは初めてです。そして完結お疲れ様でした。ありがとうございました、 (2020年9月26日 0時) (
レス) id: 18417183d4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。最後までお互いを想う夢主とエルヴィンがかっこよかったです。めちゃくちゃ感動しました。二次小説でこんなに泣いたのは初めてです。ありがとうございました。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8d864751da (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 最後まで読ませていただきました。最高です。泣きました。語彙力が無くなるぐらい素晴らしい小説でした。最期まで夢主を想うエルヴィンがほんっとにカッコよかったし素敵でした！感動をありがとうございました！ (2019年12月28日 21時) (レス) id: dd11928539 (このIDを非表示/違反報告)
MAO(プロフ) - ラストは、涙が出て止まりませんでした！感動する話でした。ありがとうございます！ (2019年11月15日 10時) (レス) id: 4d3a61d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
にし(プロフ) - 完結お疲れ様です。ラストの方で号泣しました！ほんとに、小説でこんなに涙を流したのは久々です！素敵なお話をありがとうございました。 (2019年9月22日 23時) (レス) id: 42ce589bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅく子 | 作成日時：2019年8月20日 21時
