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「はっ！？＿＿Aさんはエルヴィン団長に生きて欲しかった側だろ！あの時エルヴィン団長が亡くなって自分も後を追おうとしたじゃないですか！！」
え！？と周りがざわめく。
みんなが私に気を使い全員の報告書に私が死のうとしたなんて一言も書かれていなかった。
グッと少し唇を噛んだ。
「あなたがもっとエルヴィン団長を生かそうとこいつらを説得していれば…「うるさい。何度も言わせないで。」
フロックがやっと黙った。
「みんな＿＿団長も含めて出した答えがこれだ。今さらエルヴィン！エルヴィン！とガキみてぇに喚き散らすんじゃねぇ。最後の決断はあの人が下した。その決断をこれ以上侮辱しようものなら君、今から壁外に一人で行こうか？」
グッと握りしめる手に力が入った。
「Aもう良い。」
リヴァイに引き剥がされた。
「でも君には感謝している。エルヴィンを私の元へ連れて来てくれたから。あの人の最後が冷たい土の上じゃなくて良かった。最後に顔を見れて良かった。最後にあの人の言葉を聞けて良かった…。」
クルッと背中を向けポケットに手を突っ込みドアへ歩きだした。
「A。待ちなさい。」
広間にヒストリアの声が響いた。
ドアに向かう足を止める。
「調査兵団を辞めるのですか。」
「え！？」
ヒストリアの言葉に会場がどよめく。
「どういう事だ。俺は聞いていないぞ。」
リヴァイの声が後ろから聞こえた。
おしゃべりザックレーめ…。
「はい。私は前調査兵団団長の補佐としてここに居ました。ウォール・マリア奪還作戦における甚大な被害と今まで団長が生み出した相当の被害。亡き団長の代わりに全ての責任をとりここを去らせていただきます。」
また歩みを進めた。入口に集まっていた人たちが道を開ける。
「認めません。」
ドアノブに手をかけて止まった。
「あなたはリヴァイ兵士長に次ぐ実力の持ち主。そして団長の補佐としても十分な功績があると私は判断します。あなたは調査兵団にいなければならない人物です。今までの被害はこのウォール・マリア奪還への足掛かりであり責任をとり去る理由として認めません。」
ガチャッとドアを開けた。
「ヒストリア…。ごめんね。私はもう戦えなくなってしまったの。
＿＿リヴァイ。ハンジ。調査兵団のみんな。今までありがとう。」
「待って！！！」
「おい！！！」
バタン
ヒストリアとリヴァイの声を遮り広間を後にした。
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サキ(プロフ) - はじめまして。最初は長編なので少しずつ読もうと思っていたのですがあまりに投稿者様の文才が素晴らしくて最後まで一気に読み切ってしまいました。いままで物語を読んでこんなに泣いたのは初めてです。そして完結お疲れ様でした。ありがとうございました、 (2020年9月26日 0時) (
レス) id: 18417183d4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。最後までお互いを想う夢主とエルヴィンがかっこよかったです。めちゃくちゃ感動しました。二次小説でこんなに泣いたのは初めてです。ありがとうございました。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8d864751da (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 最後まで読ませていただきました。最高です。泣きました。語彙力が無くなるぐらい素晴らしい小説でした。最期まで夢主を想うエルヴィンがほんっとにカッコよかったし素敵でした！感動をありがとうございました！ (2019年12月28日 21時) (レス) id: dd11928539 (このIDを非表示/違反報告)
MAO(プロフ) - ラストは、涙が出て止まりませんでした！感動する話でした。ありがとうございます！ (2019年11月15日 10時) (レス) id: 4d3a61d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
にし(プロフ) - 完結お疲れ様です。ラストの方で号泣しました！ほんとに、小説でこんなに涙を流したのは久々です！素敵なお話をありがとうございました。 (2019年9月22日 23時) (レス) id: 42ce589bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅく子 | 作成日時：2019年8月20日 21時
