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次に自分の分も包帯を巻き直した。
「巻いた奴…本当ヘタクソ。医療班辞めちまえ。巨人のエサ位しかあと仕事無いぞ。」
ブツブツ文句言っていると背中にそっとエルヴィンの手が触れた。
優しく薬を塗ってくれる。
「冷たくないか？」
「ん、大丈夫。」
あぁ…知らん奴に触られるより１００億倍マシ…
「ごめんね。私がケニーの作戦に引っかかったもんだからこんな騒ぎにしてしまって…」
「珍しいな。引っかかるなんて。」
「…エルヴィンが拷問されていると聞いて顔には出さなくても動揺してね…。リヴァイ班にも気にするなって言ったけど…私情に負けたよ。どこにいるかだけ掴んだら去るつもりだったけど、バレていた。」
「大量の銃声がずっと鳴り響いた後に窓からAが血だらけで飛び込んで来た時、本当に驚いた。」
「散弾の中追われていたから周り見えていなくて…。まさか飛び込んだ先にエルヴィンが居たとはね。私も驚いた。」
「でも無事で良かった。」
「お互いね。」
キュッ…と抱き着きフフフと笑う私の頭を優しく撫でてくれた。
そしてグッと首の後ろを優しく引き寄せ唇を重ねた。
久しぶりのエルヴィン嬉しい…。
しばらく束の間の休憩中にコンコンとノックと共に「エルヴィン。」とナイルさんの声がした。
エルヴィンから離れドアを開けた。
「A。エルヴィン。ケガはどうだ？」
「2人とも大丈夫です。とりあえず傷口は塞いだので後は治るのを待つだけです。終わったのでどうぞ。」
奥へ通すとエルヴィンが着替え終えていた。
「エルヴィン。ケガしている所すまない。号外により住民の混乱が拡大しつつある。収束させるために我々から真実を話し、現体制の崩壊を宣言する必要がある。その為にもお前が居なければならない。来てくれないか？」
「あぁ。行こう。A。終わったらレイス家へ向かう。ケガをしている所申し訳ないが拘束されている調査兵の解放と出撃準備を始めていてくれ。」
「了解。」
まだ歩くのが辛そうなエルヴィンをナイルさんに預け準備に取り掛かった。
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サキ(プロフ) - はじめまして。最初は長編なので少しずつ読もうと思っていたのですがあまりに投稿者様の文才が素晴らしくて最後まで一気に読み切ってしまいました。いままで物語を読んでこんなに泣いたのは初めてです。そして完結お疲れ様でした。ありがとうございました、 (2020年9月26日 0時) (
レス) id: 18417183d4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。最後までお互いを想う夢主とエルヴィンがかっこよかったです。めちゃくちゃ感動しました。二次小説でこんなに泣いたのは初めてです。ありがとうございました。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8d864751da (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 最後まで読ませていただきました。最高です。泣きました。語彙力が無くなるぐらい素晴らしい小説でした。最期まで夢主を想うエルヴィンがほんっとにカッコよかったし素敵でした！感動をありがとうございました！ (2019年12月28日 21時) (レス) id: dd11928539 (このIDを非表示/違反報告)
MAO(プロフ) - ラストは、涙が出て止まりませんでした！感動する話でした。ありがとうございます！ (2019年11月15日 10時) (レス) id: 4d3a61d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
にし(プロフ) - 完結お疲れ様です。ラストの方で号泣しました！ほんとに、小説でこんなに涙を流したのは久々です！素敵なお話をありがとうございました。 (2019年9月22日 23時) (レス) id: 42ce589bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅく子 | 作成日時：2019年8月20日 21時
