雪男の10人目くん

【日常】心機一転 ページ13

fk side

今日は久々にメンバー全員が揃う日。
あと来ていないのはAだけで、みんなそれぞれ自由時間をまったり過ごしてる。そろそろAも来る頃かな、そう思っているとちょうどドアがガチャっと開いた。


『おはよーございますー』

ra「A！おは……」

mg 「え、A？」

ab 「うそ、でしょ、？」

dt 「……」

nb 「マジか…お前…」

皆の視線の先には驚いた顔をしたA。

『え？何？何か付いてる？』

真っ黒だった髪の毛がミルクティー色になってるA。


sk 「いつの間に髪染めたんだよ！！」

fk 「お、お前、染めたことなかったよな？」

『そう、初チャレンジなの。そんな似合わない？』

いやいやそんなわけない。みんな似合いすぎて引いてんだよ…色素薄くて透明感えげつないし。顔が中性的だから余計似合う。

iw 「可愛い、似合いすぎ」

照にAの髪を梳かすみたいに撫でられて顔真っ赤にして。

kj 「はぁ！？なに二人デキてんの？！？！」

ra 「ちょ、照くん抜け駆けはダメだよ！！」

グチグチと文句を言いながら全員がAの周りに集まる。

『ちょうどドラマも終わったからさ、心機一転また頑張ろうって』

ra 「もうちょい明るくしたら僕とお揃いなのに」

『嫌で〜す』

ra 「な！！ひどい！！！」

mg 「まあ落ち着けって(笑)」

ab「爆笑してんじゃんめめ(笑)」

そんなこんなでまた騒ぎ始めた固まりを抜けてきたAがとことこ俺の所にやってきた。

『ふっかさん、僕似合う？この色』

fk 「うん似合ってる」

嬉しい〜と零したあと俺の肩に預けられた頭。セットされた髪の毛が柔らかく当たって頬がくすぐったい。

『僕ね、ふっかさんが、お前は絶対明るい色の方が合う！って出会ってすぐの時に言ってくれたの覚えてて。だからこの色にしたんだよ』

fk 「何なのお前、可愛すぎる…抱き締めていい？」

『それだけはやめてください』


甘いのか塩なのかハッキリしないのもこいつの良さなのかなって最近思い始めた。

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