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「私が死んで誰かが生きられるなら、それでいいの。もちろん、恵のこともだよ」

「お前が生きてないのに生かされたら、夢見悪すぎるだろ。それに……」

「それに?」

「言っただろ、俺は不平等に助けるって。誰かとお前が死にそうなら、俺は間違いなくお前を助ける。だから毎回任務前に辛そうな顔するのやめろ」



明日の朝日を拝めるかもわからない、そんなあやふやな命の保証をする言葉。






任務前に私今日死ぬかもって考えていたことは、バレていたらしい。

覚悟をしていたって、恐怖が全部顔に出ていたことも。







死ぬ覚悟をしていてもしきれない。

そんな複雑な私の感情に対してさらっとそんなことを言えてしまう彼に、思わず驚きを通り越して笑いが込み上げてきてしまう。


「やっぱり恵には敵わないな〜」

「同じ任務に行くこと多いし、わかりやすいんだよ」

「こんな時ばっか鋭いの、ほんと最悪」

「はいはい。辛い顔するお前も死に行くお前も、もう見たくないんだよ」

四→←二



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設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:モノモノ☆ | 作成日時:2021年1月30日 14時

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