9.勝利と登校 ページ11
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暑い日差しが照りつける中、家を出て門の前に立つ。
Aは、高校の制服を身につけて、同じ学校の生徒である勝利をまっていた。
だが、まだ約束時間の五分前なので余裕を持って携帯を弄る。
するとそこに待ち人の勝利が走ってきた。
勝｢ご、ごめん、遅れた！｣
『ううん、遅れてないから大丈夫だよ。
ってか、すげー息切れ。なに、走ってきたの？』
勝｢いや、途中まで歩いてたんだけど....
Aまってんの見つけて急いできた!!｣
『そーなんだ、まあまだ五分前なんだけどね』
そういって、携帯の時間を息を切らしている勝利に見せる。
勝利は、本当だー!!と叫んで眉を下げて笑った。
勝｢なら俺、走り損じゃん｣
『陸上部部長が走り損とか、一番言っちゃいけない言葉じゃね？』
勝｢えー、そーかなー？｣
なんてどうでも良い会話を続けながら学校へと向かう。
『あ、そーだ』
勝｢ん？｣
『今日の帰り、コンビニよってもいい？』
そう言うと、目を丸くして首を傾げる勝利。
勝｢良いけど、どして？｣
『...あー、沙羅がさー......』
勝｢？沙羅ちゃんが?｣
少し恥ずかしそうに頭をかく。
すると、目線を反らしながら言った。
『...ファミマのプリキュアの限定もの買ってくれないと俺と口利かねぇって...』
勝｢......｣
呆然とする勝利。
Aは何も言わない勝利にムッとして、声を張り上げた。
『んだよ、笑いたきゃ笑えよ!!
俺にとっちゃ死活問題だかんな!!』
勝｢...えっと、いや...笑うって言うか......｣
......可愛すぎるでしょ。
え、何、妹に嫌われたくないからって...
改めて思うよ、ホントに天使。
沙羅ちゃんが羨ましいよ、心から。
『なんか言えし!!』
勝｢そんなに怒んないでよ、笑うなんてしないから｣
『......』
勝｢ほらいこう？コンビニ行きたいんでしょ？
遅刻しちゃったら居残りさせられちゃうよ｣
勝利がそう言うと、小さく｢...おう｣と返事をすると二人はあるきだした。
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岸aimu*(プロフ) - 初コメです(*^^*)主人公の性格がかっこよくて好きです!!更新待ってます！ (2015年1月20日 19時) (
レス) id: a052c44372 (このIDを非表示/違反報告)
momo(^｡^) - この小説初めて見たんすけど、物凄く面白いです。勝利くんとのイチャイチャ？しているところが見たいです。これからも頑張ってください。 (2014年12月23日 20時) (レス) id: 53fb9b70dd (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続きお願いします。こうしんがんばれんれん。おうえんしています。まってます。このしょうせつだいすきです。けさないでください。お願いします。作者様だいすきです。 (2014年11月2日 17時) (レス) id: a87be22347 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華王(プロフ) - とても面白いです！更新待ってます！頑張ってください。 (2014年9月29日 22時) (レス) id: 9e784e4e5d (このIDを非表示/違反報告)
エリンギプール - 超面白いです！セクゾのこういう小説って今までなかったんで、新鮮だし、楽しいです！wこれからも更新頑張ってください！応援してます(^o^)/ (2014年8月26日 22時) (レス) id: 750a293532 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：驪鑼ン | 作成日時：2014年7月31日 0時
