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二階堂「それって僕のこと好きと受け止めていいんですか?」
A「………。」
Aは答えずらそうに俯いたままだった。
A「…どうして、そんな前向きになれるんですか?」
と俯いたまま尋ね直すAに
二階堂「それは…」
と二階堂はAの右側にしゃがみながら答える。
二階堂「あなたをもう二度と失いたくないからですよ…」
A「……!」
Aは驚きながら二階堂を見る。
二階堂はAの視線を自分から外させないように
Aの頬に自分の右手を添えた。
二階堂「これまで何度もあなたを見失いました。
幼かった頃の事…
あなたが襲われているのを助けた後の事……
神谷さんや総一くんとのことだって失いかけました。
あなたが病室で寝ている時にもう逃げないと誓ったんです。
あなたを守れるなら、なんだってする…
だから、僕と付き合ってくれませんか?」
A「…はい。」
二階堂「……!いいんですか?」
A「はい、私ももう逃げません。二階堂さんみたいに。」
二階堂はAを抱きしめる。
二階堂「忍って…呼んでほしい。」
A「でも…下の名前は苦手だって…この前。」
Aがそう言いながら二階堂は抱きしめるのをやめ向き直す。
二階堂「Aならいい…」
A「…忍。///」照
二階堂は笑みを浮かべまた抱きしめる。
A「ちょっと待って。
私が襲われた時助けてくれたのって忍だったの…?」
2人は向き合って話す。
二階堂「そうだよ。」
A「私だって気づいたの?」
二階堂「助けた時はわからなかった。
ホテルまで送った時に幼い頃1枚だけ撮った写真を見つけてAだってわかった。
けどあの後会いに行ったらもうそのホテルにはいなくて
もう会えないと思ってこっちに引っ越したら
翔太さんが菜奈さんと3人で撮った写真にあの時付けてた髪留めと匂いを頼りに
Aだって気付けた…。」
A「すごい…運命…。」
二階堂「クスッ」
A「翔太さんと菜奈さんにお礼言わないと…!」
二階堂「そうだね。」
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きにあひ(プロフ) - ユウカさん» 頑張って完結させます🥺 (4月4日 8時) (レス) id: 2ed651f5ec (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 続き気になります🥹 (3月18日 0時) (レス) @page5 id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きにあひ | 作成日時:2023年6月28日 23時