検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:4,025 hit

NO.97 ページ6





二階堂「それって僕のこと好きと受け止めていいんですか?」



A「………。」

Aは答えずらそうに俯いたままだった。





A「…どうして、そんな前向きになれるんですか?」

と俯いたまま尋ね直すAに




二階堂「それは…」

と二階堂はAの右側にしゃがみながら答える。



二階堂「あなたをもう二度と失いたくないからですよ…」


A「……!」

Aは驚きながら二階堂を見る。



二階堂はAの視線を自分から外させないように

Aの頬に自分の右手を添えた。



二階堂「これまで何度もあなたを見失いました。

幼かった頃の事…

あなたが襲われているのを助けた後の事……

神谷さんや総一くんとのことだって失いかけました。

あなたが病室で寝ている時にもう逃げないと誓ったんです。

あなたを守れるなら、なんだってする…



だから、僕と付き合ってくれませんか?」



A「…はい。」



二階堂「……!いいんですか?」


A「はい、私ももう逃げません。二階堂さんみたいに。」



二階堂はAを抱きしめる。


二階堂「忍って…呼んでほしい。」

A「でも…下の名前は苦手だって…この前。」


Aがそう言いながら二階堂は抱きしめるのをやめ向き直す。


二階堂「Aならいい…」



A「…忍。///」照

二階堂は笑みを浮かべまた抱きしめる。




A「ちょっと待って。

私が襲われた時助けてくれたのって忍だったの…?」


2人は向き合って話す。



二階堂「そうだよ。」


A「私だって気づいたの?」



二階堂「助けた時はわからなかった。

ホテルまで送った時に幼い頃1枚だけ撮った写真を見つけてAだってわかった。

けどあの後会いに行ったらもうそのホテルにはいなくて

もう会えないと思ってこっちに引っ越したら

翔太さんが菜奈さんと3人で撮った写真にあの時付けてた髪留めと匂いを頼りに

Aだって気付けた…。」



A「すごい…運命…。」

二階堂「クスッ」


A「翔太さんと菜奈さんにお礼言わないと…!」

二階堂「そうだね。」




NO.98→←新作発表



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
設定タグ:二階堂忍 , あなたの番です , 横浜流星   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きにあひ(プロフ) - ユウカさん» 頑張って完結させます🥺 (4月4日 8時) (レス) id: 2ed651f5ec (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 続き気になります🥹 (3月18日 0時) (レス) @page5 id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きにあひ | 作成日時:2023年6月28日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。