終-8 ページ8
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Aside
真夜中に目が覚め、
椿を起こさないように自分の部屋へ戻った。
抵抗しようと思えばできたのに…
これ以上ここにはいられない。
私のためにも…
椿のためにも…
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･
．
そして朝。
支度を済ませ、光月庵を出ようと廊下を歩くA。
栞「Aさん？」
Aが振り返ると栞が駆け寄る
A「栞さん…お早いですね。」
栞「その荷物は…？」
A「わたし、ここを出ていきます。」
栞「そんな…！Aさんなしでは…」
A「ごめんなさい。
でも、私が居なくても大丈夫です。」
栞「そんな…」
A「栞さんが羨ましいです。」
栞「え？」
A「ｸｽｯ 椿と光月庵を、よろしくお願いします。」
Aは一礼して、光月庵から去っていった。
･
･
･
椿side
朝のミーティングをするため厨房へ行くと
職人たちが騒がしくしていた。
椿「どうしました？」
山口「椿さん、これ…」
そういい、1枚の紙を渡される。
．
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作者名：きにさんあひさん | 作成日時：2021年3月30日 4時
