story 12 ページ12
「風磨、入るよ。」
するとドアが静かにノックされ、
開いた扉から
低くまとめたダークブラウン色の髪
シミもシワも全く見られない艶のある肌
まるでモデルのような綺麗な女性が現れた。
思わずじっと見つめていると
そんな私の視線に気づいたのか、大きな瞳が私をとらえた。
「よかった、目が覚めたのね。
具合は悪くない？」
A「あ、はい…えっと、」
風磨「あーごめん、俺の母親な。」
A「！？」
菊池さんの言葉に耳を疑う。
その美貌は菊池さんのお姉さんと言ってもおかしくはなくて
何歳なのだろうかとただただ唖然。
しかし菊池さんの綺麗な顔立ちがこの人から受け継がれたものだと考えると、とても納得がいった。
A「初めまして。
色々とご迷惑をおかけしてすみません。」
菊母「ふふ、全然迷惑なんかじゃないわよ。
今日はゆっくり休んでね。」
ふわっと笑うその顔はとても優しくて
どこか菊池さんと同じ面影を感じた。
その後菊池さんのお母さんは私に体調や食欲を尋ねると
お粥や野菜スープなどを持ってきてくれて
申し訳なく思いつつも、頂くことにした。
菊母「最後に、お名前聞いてもいいかしら。」
A「AAです。」
菊母「…そう、とてもいい名前ね。よろしくね、Aちゃん。」
ご飯を持ってきていただいたあと
去り際に交わしたこの言葉。
私が名前を言うと一瞬間が空いたような気がしたけど
気のせいかなと
何も言わずにドアを閉めるその背中を見送った。
...
A「ご馳走様でした。」
風磨「ご馳走様。…よかった、全部食べれたな。」
A「はい、すごく美味しかったので、」
その後
菊池さんとお話しながらともに食事をして
あっという間に時間は過ぎていった。
話しているうちに
少しずつ分かってきた菊池家の家族構成。
ショコラティエのお父さん
元パティシエのお母さん
一昨年大学を卒業したというお姉さん
そしてさらに愛犬のしぃちゃんも加わった５人家族。
今はお姉さんは留学に行っていて家にはいないけど
全員が揃った時はとても賑やかだと風磨くんは楽しそうに話してくれた。
A「！…今、インターフォンが、」
風磨「もうそんな時間か。
コックさんのご来店だから、ちょっとまってて。」
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ゆら(プロフ) - ほたるぶくろさん» 姉妹揃って読んでいただけてるんですね...勧めてくださるなんて本当に嬉しいです、お姉さんにありがとうございますと伝えておいてください！笑 勝利くん担当なんですね！もしかしたら今後出てくるかも...？ 応援ありがとうございます!!更新頑張ります！ (2018年8月8日 1時) (
レス) id: bb2e7fe344 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - クンミンさん» お待たせしてしまってすみません、。仲間がいるとより学生生活が楽しくなりますね！ (2018年8月8日 1時) (レス) id: bb2e7fe344 (このIDを非表示/違反報告)
ほたるぶくろ(プロフ) - 凄く面白いです！私は、姉に勧められて読んでみたら面白くて担当は、勝利君なんですけどでも担当が、ちがくても思わず読んでしまうような作品です！更新大変だと思いますがこれからも更新お願いします！すっーーごっく楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: e76e45ece2 (このIDを非表示/違反報告)
クンミン(プロフ) - 更新ありがとうございます^ ^いつも楽しそうでいいなぁ。仲間っていいよね。 (2018年8月2日 17時) (レス) id: 1f2e7aa42e (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - ふまたんさん» ふまたんさん！コメントありがとうございます、嬉しいです！今回は優しすぎる風磨くんを書いてみました笑 更新遅いと思いますが、応援よろしくお願いします、！ (2018年7月27日 12時) (レス) id: bb2e7fe344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ ら 。 | 作成日時：2018年5月28日 23時
